朝ドラ『風薫る』では、りんと直美が梅岡女学校の看護婦養成所に通います。
梅岡女学校のモデルは、女子学院の前身『桜井女学校』と考えられています。
では、なぜ女子学院がモデルといわれているのでしょうか。
また、ドラマと史実にはどのような違いがあるのでしょうか。
この記事では、
- 梅岡女学校のモデルとされる理由
- 看護学校の史実との違い
をわかりやすく解説します。
梅岡女学校のモデルは女子学院?

梅岡女学校のモデルは、女子学院の前身である桜井女学校と考えられます。
女子学院は、女子御三家と呼ばれる有名校の一つです。
その前身にあたる桜井女学校には、看護婦養成所が設けられていました。
この看護婦養成所が、梅岡女学校の実在モデルとされています。
女子学院の前身は桜井女学校
桜井女学校は、現在の女子学院の前身となる学校です。
1876年に櫻井ちかさんが東京で開校しました。
当初は先生1人、生徒6人の小さな学校でした。
その後、キリスト教の影響を受けてミッションスクールとなります。
教育にもキリスト教の考え方が取り入れられました。
桜井女学校は、女性が自立して生きることを大切にしていました。
1886年には、『桜井女学校付属看護婦養成所』を設立。
そして1889年に別の学校と合併し、女子学院へと発展しました。
女子学院がモデルといわれる理由
女子学院が梅岡女学校のモデルといわれるのは、共通点があるためです。
主な共通点は、次の3つです。
- ミッション系の学校
- りんや直美のモデルの出身校
- 短期間で看護学校が閉校
それぞれ順番に見ていきます。
ミッション系の学校
女子学院と梅岡女学校は、どちらもミッション系の学校です。
『風薫る』でも、梅岡女学校はミッション系として描かれています。
実際に女子学院もキリスト教の影響を受けた学校です。
どちらも女子教育に力を入れていた点が共通しています。
りんや直美のモデルの出身校
りんと直美のモデルは、女子学院の前身である桜井女学校の出身です。
『風薫る』では、2人は梅岡女学校の看護婦養成所に入学します。
寮生活を送りながら2年間学び、卒業後は看護婦として働きました。
一方、史実の桜井女学校付属看護婦養成所も2年教育でした。
同じように、1年間は座学、翌年は病院での実習を経て卒業します。
その後は、看護婦として活躍しました。
どちらもナイチンゲールの思想を取り入れた教育が行われていました。
また、指導者もその影響を受けていた点が共通しています。
短期間で看護学校が閉校
梅岡女学校と女子学院には、看護学校が短期間で閉校した共通点があります。
『風薫る』では、梅岡女学校付属看護婦養成所は2年間で閉校となりました。
りんや直美たち一期生のみが卒業し、看護師となっています。
一方、史実の桜井女学校付属看護婦養成所も、2回生までで廃止されました。
資金援助の打ち切りなどが主な理由といわれています。
このように、短期間で看護学校がなくなった点も共通しています。
梅岡女学校と看護学校の史実の違い【風薫る】

『風薫る』の梅岡女学校と、モデルの看護学校には違いがあります。
主な違いは、次の3つです。
- 入学に関わる金額
- 一期生の人数
- 一期生の卒業後の進路
それぞれ順番に見ていきます。
入学に関わる金額
梅岡女学校とモデルの桜井女学校では、入学にかかる費用に違いがあります。
| 項目 | 梅岡女学校 | 桜井女学校 |
|---|---|---|
| 入学金 | 無料 | 無料 |
| 授業料 | 月50銭 | 無料 |
| 寮費 | 1円 | 無料 |
桜井女学校では、費用の負担がほとんどありませんでした。
そのため、志があれば誰でも学びやすい環境だったと考えられます。
一方、『風薫る』の梅岡女学校では、授業料や寮費が設定されています。
ただし、りんの発言から比較的恵まれた条件であったことがうかがえます。
一期生の人数
梅岡女学校とモデルの看護学校では、一期生の人数に違いがあります。
『風薫る』では、梅岡女学校付属看護婦養成所の一期生は7名でした。
途中で1名が退学し、最終的に6名が卒業しています。
一方、史実の桜井女学校付属看護婦養成所の一期生は8名でした。
途中で2名が退学し、卒業したのは6名です。
卒業人数は同じですが、入学者数に違いがあります。
一期生の卒業後の進路
梅岡女学校とモデルの看護学校では、卒業後の進路にも違いがあります。
『風薫る』では、梅岡女学校の一期生は3名のみが看護師となりました。
そのほかの生徒は、医療とは別の道へ進んでいます。
一方、桜井女学校では4名が看護師となりました。
残る3名は、『東京婦人矯風会』で活動を始めています。
この会は桜井女学校の校長の矢島さんが設立しました。
女性の人権向上を目的とした団体です。
梅岡女学校のロケ地はどこ?

梅岡女学校の外観ロケ地は、茨城県立土浦第一高等学校旧本館です。
明治37年に建てられた木造校舎で、ゴシック様式を基調としたデザインが特徴です。
左右対称の塔や三連アーチなど、重厚で美しい外観をしています。
国の重要文化財にも指定されています。
また、多くのドラマや映画のロケ地としても知られています。
過去の朝ドラでも使われた有名ロケ地
この場所は、これまでにも朝ドラの撮影に使われてきました。
- 『エール』:音が通っていた東京帝国音楽学校
- 『あんぱん』:のぶが通っていた女子師範学校
『風薫る』を含めると、朝ドラでは3作品で使用されています。
今後も、別の作品で登場する可能性がありそうです。
一般公開日に見学可能
梅岡女学校のロケ地は、一般公開日に見学できます。
公開されているのは、毎月第2土曜日のみです。
校内にあるため、公開日が変更される場合もあります。
訪問前に、学校へ確認しておくと安心です。
ロケ地情報
| 住所 | 茨城県土浦市真鍋4-4-2 |
| 公開時間 | 第2土曜 10:00~15:30 |
| アクセス | 常磐道 土浦北ICから約5分 |
| 駐車場 | あり(約10台) |

『風薫る』の聖地巡礼スポットとして注目されそうですね。
行く前に最新情報をチェックしておくと安心です。
Q&A
まとめ
梅岡女学校のモデルは、女子学院の前身である桜井女学校と考えられます。
特に付属の看護婦養成所が、ドラマの設定と共通しています。
一方で、入学費用や人数、卒業後の進路などには史実との違いも見られます。
梅岡女学校は実在しませんが、史実をもとに描かれた学校です。
また、ロケ地には茨城県立土浦第一高等学校旧本館が使用されています。
今後の展開とあわせて、どう描かれるのかにも注目したいですね。
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