『ばけばけ』で、ヘブンが帝国大学で働くようになりました。
帝国大学での給料は月給400円です。
これは、明治時代としては非常に高い給料でした。
では、この400円は現在の価値でいくらなのでしょうか。
史実によると、その後450円に昇給したことも分かっています。
なぜ、小泉八雲さんはこれほど高い給料を受け取っていたのでしょうか。
この記事では、
- 『ばけばけ』の400円は現在いくらなのか
- 帝国大学の給料が高かった理由
について、わかりやすく解説します。
ばけばけ400円いくら?

『ばけばけ』の400円は、現在の価値で約1000万円〜3000万円ほどと考えられます。
明治時代の給料を現在の価値に換算する方法はいくつかあります。
そのため、計算の基準によって金額に差が出ます。
ここからは、当時の教師の給料や米の価値をもとに、400円の価値を計算します。
当時の教師の給料と比較
当時の小学校教諭の給料と比較すると、400円は今の約1000万前後と考えられます。
当時の小学校教諭の月給は、約8円ほどでした。
現在の教師の初任給は、約21万円ほどとされています。
この差から、次のように計算できます。
21万円÷8円=約26250円
つまり、当時の1円は約2万6250円の価値です。
この基準で400円を計算すると、
400円×26250円=約1050万円
つまり、400円は現在の価値で月給約1000万円前後と考えられます。
当時の小学校教諭と比べると、30倍以上の給料でした。
米の価値から比較
米の物価から換算すると、400円は現在の約3200万円とも考えられます。
明治30年前後の米の価格は、次の通りです。
| 明治30年前後の米10kg | 約1円 |
| 現在の米10kg | 約8000円 |
| 当時の1円の価値 | 約8万円 |
この基準で計算すると、
400円×約8万円=約3200万円
つまり、400円は現在の価値で約3200万円ほどと考えられます。
ただし、当時と現在では物価の仕組みが大きく違います。
そのため、正確な換算は難しいとされています。
それでも、400円が非常に高額だったことは間違いありません。
帝国大学がヘブンに支払っていた給料が、当時いかに高給だったかがわかります。
小泉八雲が帝国大学で高給だった理由は?

小泉八雲さんが帝国大学で高給だった理由は、次の3つと考えられます。
- お雇い外国人として特別待遇だった
- 作家として国際的に評価されていた
- 有力な学者の仲介があった
こうした理由から、小泉八雲さんは月給400円の高待遇を受けていました。
ここからは、それぞれの理由についてわかりやすく解説します。
お雇い外国人として特別待遇だった
小泉八雲さんが高給だった理由の一つは、お雇い外国人として優遇されていたためです。
明治時代の日本は、西洋の学問を急いで取り入れていました。
そのため、優秀な外国人の専門家を『お雇い外国人』として招いていました。
当時、お雇い外国人には特別待遇が与えられていました。
その一つが、高い給料でした。
これは、明治政府が西洋の教育を導入するためです。
当時、日本には英文学を教えられる学者がほとんどいませんでした。
そのため、小泉八雲さんのような存在は大学にとって非常に貴重でした。
作家として国際的に評価されていた
小泉八雲さんが作家として国際的に評価されていたことも高給だった理由です。
小泉八雲さんは帝国大学に招かれる前から、有名な作家でした。
代表作には『知られぬ日本の面影』があります。
この作品は、日本文化を海外に紹介した紀行文として知られています。
こうした作品によって、日本文化を海外に紹介した作家として評価されました。
そのため、大学も特別待遇で招いたと考えられます。
有力な学者の仲介があった
小泉八雲さんが高給だった理由の一つは、有力な学者の仲介があったためです。
その人物が、英国人学者バジル・ホール・チェンバレンさんです。
チェンバレンさんは明治時代に日本で活動しました。
日本の文化や言語を研究し、多くの成果を残した学者です。
チェンバレンさんは、小泉八雲さんの親友でもありました。
熊本第五高等学校への赴任も、チェンバレンさんの紹介でした。
チェンバレンさんは、次のような功績でも知られています。
- 『古事記』の完全英訳
- 『日本古代の詩歌』の出版
- 『日本事物誌』の出版
チェンバレンさんは小泉八雲さんより先に東京帝国大学で働いていました。
チェンバレンさんも『お雇い外国人』でした。
そのため大学とのつながりが強く、仲介役を務めました。
こうして1896年、小泉八雲さんは帝国大学英文科の講師として招かれました。
Q&A
まとめ
『ばけばけ』の400円は、現在の価値で約1000万円〜3000万円ほどと考えられます。
教師の給料から計算すると、約1000万円前後になります。
また、米の価格から計算すると、約3200万円ほどとも考えられます。
換算方法によって金額には差があります。
ただし、当時としては非常に高い給料だったことは確かです。
小泉八雲さんが帝国大学で高給だった理由は次の3つです。
- お雇い外国人として特別待遇だった
- 作家として国際的に評価されていた
- 有力な学者の仲介があった
こうした背景から、小泉八雲さんは帝国大学で月給400円の高待遇を受けていました。
作中で描かれている帝国大学の給料は、史実にかなり近い内容といえます。
当時、小泉八雲さんが高待遇であったことがわかりました。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
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