『とと姉ちゃん』70話(2025年8月13日再放送)は、谷の逮捕によりユーモア特集が問題に。
雑誌が発売禁止の危機を迎えます。
そんな中、編集部は雑誌を守るために動き出しました。
そして青柳商店の仕事にも変化が訪れて・・・。
『とと姉ちゃん』70話のあらすじと感想をご紹介します。
前回69話のあらすじはこちら。
とと姉ちゃん70話のあらすじ

『とと姉ちゃん』70話(2025年8月13日)に再放送されました。
『ユーモア特集』の企画が検閲に引っかかり、谷が捕まってしまいます。
雑誌が発売禁止の危機に
谷が捕まったと聞き、常子たちは驚きました。
どうやら『ユーモア特集』の企画が検閲に引っかかってしまったようです。
笑える内容が不謹慎だと指摘され、谷が強く反論。
その結果、検閲官の怒りを買ってしまったのです。

すみません、私が笑える物を載せたいなんていいだしたから・・・。
五反田は「みんなで決めたことだから、君だけの責任じゃない」と励まします。
常子が面会に行こうとしますが、五反田が止めます。
「きっと会わせてもらえないだろう。今は谷がいない間に会社を守ることに集中しよう」と言います。
最悪の場合、雑誌の発売禁止も覚悟しなければなりません。
悪い噂が広まると、広告を出してくれる会社も離れてしまうかもしれない。
五反田は社員たちを励ましながら、雑誌の回収を進めるよう声をかけます。
常子たちは分担して、雑誌の回収にあたりました。
青柳商店
打ち合わせに行った隈井を待っている、君子と滝子。



宿舎の仕事がうまくいけば、また昔のように賑やかになるだろうね
隈井がなかなか打ち合わせから戻らないと話をしていると、帰ってきました。
打ち合わせの様子を聞くと、「順調に進んでいる」と答えます。
しかし、具体的な宿舎の作りについてははっきり答えません。
その態度に、滝子は少し不審な気持ちを抱きました。
滝子と清の親子喧嘩
甲東出版では雑誌の回収が着々と進んでいました。
これから先の見通しが立たないため、五反田は常子に「帰って休んだほうがいい」と話します。
常子が帰ると、玄関で美子が座っていました。
どうやら、滝子から清が帰ってきたらすぐ知らせるよう頼まれているようです。
その直後、清が帰宅しました。
清も何があったのかよくわからない様子でした。



清、工場宿舎の件はなかったことにするよ。
清は「どうして?」と尋ねます。
滝子は隈井から宿舎の作りを聞いたことを言います。
宿舎は4畳半に4人が住む狭い間取りで、しかも予算が少なく木材も十分に集められないことを。
住む人のことを考えていない計画に、滝子は怒りを感じていました。



これは青柳の仕事じゃない。



いい加減にしてください!
感情をあらわにする清。
清は、滝子が元気になり昔のように仕事をする姿は嬉しいと伝えます。
しかし「昔のやり方ではやっていけない」と話します。
先日男性に用意した木材も採算が合わず、経営を苦しめるだけだと告げました。
隈井も清の意見に賛成していると言いました。



おかみさんは青柳の看板を守るとおっしゃいますが、今の時代はどんな仕事でも引き受けて店をつぶさないように耐え抜くことも、看板を守ることになるのではないでしょうか。
滝子は二人の話を聞いても、毅然とした態度で納得しませんでした。
隈井と君子が清のところにやって来ます。
隈井は、秘密にしていた宿舎の間取りのことを滝子に話してしまったことを謝りました。
清はこれでよかったのだと言います。



おかげでお母さんに秘密を作らないで済んだ。
結局お母さんは私を跡取りとして認めてくれることは一生ないのかな。
翌日、朝食の席に滝子が現れました。
「引き受けてしまったことは仕方ない」と言い、清に宿舎の仕事を任せると伝えました。
清は「必ず店を守る」と感謝の気持ちを述べます。
そして滝子に、「病気を治すことに専念してほしい」と伝えました。
ユーモア特集が取り消しに
甲東出版では、雑誌の回収作業がまだ続いていました。
書店に出ていた分の回収は、すべて終わったようです。
そんな中、谷が帰ってきました。
怪我をしている谷を見て、常子は「ごめんなさい」と謝りました。
企画を出したのは自分も同じだと、谷は言います。
谷は雑誌の発売は許可されたと伝えました。
しかし、問題となったページはすべて削除するように言われたそうです。
『ユーモア特集』は、残念ながら全て削除することに。
甲東出版の社員たちは、静かにページを切り離す作業を続けました。
次回71話のあらすじはこちら。
とと姉ちゃん70話の感想


70話では、『ユーモア特集』がまさかの全削除となってしまいました。
最後の常子たちの悔しそうな表情がとても印象的でした。
この時代を生きる人たちのために作ったのに、時代の流れで削除されるなんて残念です。
雑誌の発売禁止は免れましたが、これからさらに目をつけられそうですね。
一方、青柳商店にも大きな転機が訪れました。
これまでは滝子が青柳の誇りを最も大切にしてきました。
しかし、今回は清の話を聞いて譲る形に。
それもすべて、『青柳』を守り続けたいという強い気持ちからなのでしょう。
それぞれが青柳を大切に思い、守ろうとしていることが改めて伝わる回でした。
青柳商店と甲東出版は、これからどのような道を歩むのか気になりますね。
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