あんぱん妻夫木聡(八木)モデルは実在する？共通点や違いを解説

『あんぱん』の第11週から、妻夫木聡さん(八木)が登場しました。

八木は、たかしが配属された『小倉連隊』で上等兵を務めています。

一見厳しそうに見えますが、実は優しい性格の持ち主。

うまく馴染めないたかしをさりげなく気遣う、頼りがいのある先輩です。

そんな妻夫木聡さん演じる八木に、実在するモデルがいるのか気になった方も多いのではないでしょうか。

今回は、妻夫木聡さん(八木)のモデルは実在するのか。

また、ドラマのとの共通点や違いについてご紹介したいと思います。

あんぱん妻夫木聡さん(八木)のモデルは実在する？

妻夫木聡さん演じる八木には、明確な実在モデルはいないと考えられます。

『あんぱん』の公式サイトなどでも、妻夫木聡さん(八木)のモデルについての発表はありません。

そのため、実在の人物の名前や経歴をそのままモデルにしたキャラクターではないと考えられます。

しかし、完全なフィクションというわけでもなさそうです。

やなせたかしさんの実体験をもとにした、参考人物がいる可能性が高いことがわかりました。

実際、妻夫木聡さん(八木)は、やなせたかしさんの史実に登場した複数の人物と重なる部分があります。

そのため、ひとりではなく、複数人の特徴を組み合わせて作られたキャラクターの可能性を考えました。

モデルとなった可能性のある人物は2人

妻夫木聡さん(八木)のモデルとして考えられるのは、以下の2人です。

この2人は、やなせたかしさんと深く関わりのあった実在人物です。

ここからは、それぞれの人物と妻夫木聡さん(八木)との関係性を詳しく見ていきましょう。

新屋敷上等兵

新屋敷上等兵は、やなせたかしさんと同じ部隊で戦争を過ごした戦友でした。

ふたりは福岡県小倉にあった『野戦重砲隊』で出会っています。

新屋敷上等兵について、わかっていることは次の通りです。

新屋敷上等兵の名前や年齢など、詳しい情報はわかっていません。

やなせたかしさんは、新屋敷上等兵のことを『快男子(かいだんし)』と語っています。

快男子とは、男らしくて気持ちのよい性格を持つ男性のこと。

妻夫木聡さん(八木)の厳しそうに見えて実は優しいという設定は、まさにこの新屋敷上等兵を思わせます。

実際、新屋敷上等兵がやなせたかしさんを助けたというエピソードも残っていました。

妻夫木聡さん(八木)がたかしを助ける描写は、こうした実体験がもとになっているのかもしれません。

辻信太郎(サンリオ創業者)

もうひとりのモデル候補は、サンリオを立ち上げた辻信太郎さんです。

辻信太郎さんは、やなせたかしさんの詩の才能をいち早く見抜いた人物でした。

ふたりは、やなせたかしさんが開催した陶器展がきっかけで知り合います。

その後、辻信太郎さんはやなせさんの詩を出版するため、会社に『出版部門』を立ち上げました。

こうして誕生した詩集『愛する歌』は大ヒットを記録。

さらに、ふたりは月刊誌『詩とメルヘン』を創刊し、長年の協力関係を築かれました。

ドラマでは、妻夫木聡さん(八木)がたかしの詩の才能に気づく場面が描かれています。

この流れは、辻信太郎さんとの実話がもとになっている可能性が高いです。

名前の由来はやぎおじさん？

『あんぱん』の登場人物たちは、アンパンマンのキャラクターがモチーフになっています。

八木(妻夫木聡さん)の名前は『やぎおじさん』が由来だと考えました。

やぎおじさんは、自分で育てた小麦をジャムおじさんに分けてあげるキャラクターです。

ジャムおじさんが美味しいパンが作れるのは、やぎおじさんの小麦のおかげでもあります。

八木という名前には『縁の下の力持ち』的な意味が込められているのかもしれません。

『あんぱん』で、妻夫木聡さん(八木)は、たかしを支える重要な存在として描かれています。

名前だけではなく、役割にも共通点があるように感じました。

あんぱん妻夫木聡(八木)モデルとの共通点や違いを解説

『あんぱん』で、たかしの戦友として登場した妻夫木聡さん(八木)。

妻夫木聡さん(八木)のモデルとされるのは、新屋敷上等兵と辻信太郎さんです。

ここでは、妻夫木聡さん(八木)とふたりの共通点や違いをご紹介します。

新屋敷上等兵との共通点や違い

妻夫木聡さん(八木)と新屋敷上等兵の共通点や違いをまとめました。

共通点

福岡県の小倉にある部隊で出会ったことが共通しています。

また、妻夫木聡さん(八木)も新屋敷上等兵も同じ『上等兵』という階級。

やなせたかしさんと新屋敷上等兵も軍の中で上官と部下という関係でした。

そして『戦友関係』であったことも共通しています。

違い

学歴の違い

妻夫木聡さん(八木)は、大学を卒業してから軍に入隊したという設定です。

一方、新屋敷上等兵の学歴について詳しい記録は残っていません。

詩への興味

妻夫木聡さん(八木)は、詩や文学を好む一面を持っています。

しかし、新屋敷上等兵が詩に関心を持っていたという話は確認されていません。

戦後に再会

『あんぱん』では、終戦後に妻夫木聡さん(八木)がたかしやのぶと再会する展開が用意されています。

対して、やなせたかしさんと新屋敷上等兵が戦後に再会した記録は見つかっていません。

辻信太郎との共通点や違い

妻夫木聡さん(八木)と辻信太郎さんとの共通点や違いをまとめました。

共通点

妻夫木聡さん(八木)と辻信太郎さんには、詩が好きという共通点があります。

実際、辻信太郎さんは学生時代に海外文学を読破したそうです。

また、たかし(やなせたかし)さんの詩の才能に気付いた点も共通しています。

違い

出会いの場

妻夫木聡さん(八木)とたかしは、福岡県の小倉にある部隊で出会いました。

一方、辻信太郎さんとやなせたかしさんは、東京・銀座の陶器展が最初の出会いです。

関係性

妻夫木聡さん(八木)とたかしは、軍隊での戦友です。

それに対して、辻信太郎さんとやなせさんは仕事を通じてつながった仲間でした。

辻信太郎さんが戦争に参加していたという情報もなく、関係性はまったく異なります。

まとめ

『あんぱん』に登場する妻夫木聡さん(八木)には、明確な実在モデルはいないと考えられます。

しかし、完全なフィクションというわけではありません。

やなせたかしさんと実際に関係があった複数のモデルを参考にした可能性が高いことがわかりました。

モデル候補として考えられるのは『新屋敷上等兵』と『辻信太郎さん』の2人です。

妻夫木聡さん(八木)は、戦場で厳しくも優しい先輩としてたかしを支える存在。

これは、やなせたかしさんと新屋敷上等兵が共に過ごした戦時中の記憶と重なります。

また、妻夫木聡さん(八木)がたかしの詩の才能に気付く展開は、辻信太郎さんとの実話とよく似ています。

さらに、名前の『八木』はアンパンマンに登場する『やぎおじさん』が由来の可能性も。

たかしを支える『縁の下の力持ち』という役割にも共通点が見られました。

『あんぱん』では、やなせたかしさんの人生をもとに、登場人物たちが丁寧に描かれています。

妻夫木聡さん(八木)も、過去にやなせさんを支えてくれた実在の人物たちを重ねた存在といえるでしょう。

今後、たかしとの再会や新たな展開が描かれることで、さらにモデルとの共通点が明らかになるかもしれません。

ここまで読んでいただきありがとうございました。

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