朝ドラ『ばけばけ』第4週では、織物工場が閉鎖されました。
この出来事をきっかけに、物語は大きく動き出します。
でんの死後、雨清水家はどうなったのでしょうか。
タエや三之丞のその後が気になります。
実は、雨清水家には史実モデルとなった家族が存在します。
ドラマと史実では、その後の展開に違いがありました。
この記事では、
- 雨清水家のその後
- 史実モデルとの違い
をわかりやすく解説します。
※この記事には、今後の展開に関するネタバレを含みます。
【ばけばけ】雨清水家はその後どうなった?

雨清水家は没落し、トキの稼ぎで生活するようになります。
『ばけばけ』で雨清水家のその後が描かれるのは第6週。
トキが物乞いになったタエを見つけたことで、悲しい現実が明らかになります。
でんの死後、雨清水家は一気に傾きました。
タエと三之丞は屋敷や家財をすべて売り、借金を返済。
その後、ふたりは松江を離れ、親戚のもとに身を寄せます。
しかし、タエは身分意識を捨てられず、生活は困窮。
誇りだけが残り、現実を受け入れられませんでした。
無職になった三之丞
三之丞は、親戚の家にお金を入れるため働き始めます。
しかし、タエは「雨清水家の人間なら人を使う仕事を」と激怒。
タエは、身分へのこだわりから抜け出せずにいました。
三之丞は仕事を探しますが、タエが認める職はありません。
その後も状況は変わらず、家計はさらに悪化。
ふたりは親戚の家を出て、再び松江に戻りました。
タエが物乞いになる
松江に戻ったタエは、ついに物乞いをするまでに落ちぶれます。
その姿を、偶然トキが見かけました。
一方の三之丞は、司之介が働く牛乳屋に姿を見せます。
「自分は社長にふさわしい人間だ」と訴えますが、門前払いに。
三之丞は、タエが認める職業に就こうと必死に職を探していたのです。
それでも現実は厳しく、思うようにいきませんでした。
やがてトキは三之丞から事情を聞き、雨清水家の苦しい現状を知ります。
かつて裕福だった雨清水家が、ここまで追い詰められていたのです。
史実でも、タエのモデルとされるチエさんが物乞いになったことが記録されています。
この場面は、史実をもとに描かれた可能性が高いと言えるでしょう。
トキが雨清水家の援助を決意
タエの姿に心を痛めたトキは、雨清水家を援助することを決意。
給料の一部を雨清水家に渡すことにしました。
最初は自分がタエを救うと、お金を受け取らなかった三之丞。
しかし、トキやフミの説得で援助を受けることにしました。
その後、タエと三之丞は借家に引っ越します。
そこで、トキはタエから再び華道や茶道を教えてもらうことになりました。
第14週以降は不明
第14週以降の雨清水家のその後は、まだ明らかになっていません。
第13週までは、トキが雨清水家の援助をしていました。
それ以降については、まだ情報が公開されていません。
三之丞はその後、仕事を見つけることができたのでしょうか。
また、のちにトキが再婚することもわかっています。
再婚後も援助を続けたのかどうか、気になるところです。
もし史実通りに進むなら、トキと三之丞が絶縁関係になる可能性もあります。
ドラマが史実をどこまで描くのか、今後の展開に注目です。
新たな情報が分かり次第追記させていただきます。
【ばけばけ】雨清水家の史実との違いを徹底解説

雨清水家のモデル『小泉家』との最大の違いは、三之丞の人物像です。
ドラマでは母を支える息子として描かれますが、史実ではまったく異なります。
『ばけばけ』に登場する雨清水家は、実在した『小泉家』がモデルです。
三之丞のモデルは小泉藤三郎さん、タエのモデルは小泉チエさんとされています。
小泉家は、明治時代の松江で暮らしていた裕福な士族の一家でした。
雨清水家のエピソードは、この小泉家の史実をもとに描かれた物語です。
三之丞と小泉藤三郎の違い
三之丞のモデルである藤三郎さんは、父の死後に家督を継ぎました。
しかし、家を守ろうという意識はほとんどありませんでした。
家長としての自覚も欠けていたと伝えられています。
さらに、お金のために小泉家の墓を売ってしまったという記録も残っています。
この出来事が、小泉家の家族関係を大きく変えるきっかけになりました。
のちに、藤三郎さんと姉であるセツさんとの間に深い溝が生まれていきます。
姉と絶縁関係
藤三郎さんは、姉のセツさんと絶縁関係にありました。
そのきっかけとなったのが、先ほどの墓の事件です。
セツさんは、お坊さんから「墓が売られた」と聞き、事実を知ります。
この時、すでにセツさんは小泉八雲さんと再婚していました。
セツさんは、母のチエさんを支えるために仕送りを始めます。
しかし、そのお金は藤三郎さんの生活費に使われてしまいました。
このことが原因で、姉弟の関係は険悪になります。
そして最終的に、セツさんは藤三郎さんと絶縁することを決意しました。

この史実がドラマでどこまで再現されるのかは、現時点では明らかになっていません。
もし史実通りに進むなら、トキと三之丞が絶縁する可能性もあります。
『ばけばけ』の三之丞は、母を支えようとするまっすぐな青年として描かれています。
ぜひ、史実とは違う未来を歩んでほしいですね。
雨清水家のその後に関するQ&A


まとめ
『ばけばけ』で、雨清水家はでんの死をきっかけに一気に傾きます。
タエと三之丞は財産を失い、生活のためにトキの援助を受けるようになりました。
誇りを捨てきれないタエと、母を支えようとする三之丞。
そんなふたりの姿が、ドラマで描かれています。
雨清水家のモデルとなったのは、実在した小泉家です。
史実では、三之丞のモデル『小泉藤三郎さん』が家督を継ぎました。
しかし、家長としての意識は低く、家族を支えることはできませんでした。
そして、姉のセツさんと絶縁してしまう悲しい結末を迎えます。
ドラマでは、三之丞が母を思う青年として描かれています。
できれば、史実とは違う未来を歩むことを願いたいです。
今後、雨清水家がどのように描かれていくのか。
その後の展開にも注目です。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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