『とと姉ちゃん』63話(2025年8月4日再放送)は、常子がついに鳥巣商事を去る回です。
さらに森田屋にも重大な決断が下され、物語は大きく動きます。
そして、衝撃の事実も発覚します。
この記事では、とと姉ちゃん63話のあらすじと感想を詳しく紹介します。
前回62話のあらすじはこちら。
とと姉ちゃん63話あらすじ

『とと姉ちゃん』63話(2025年8月4日再放送)では、常子に続き、森田屋や青柳商店にも大きな変化が訪れます。
常子が鳥巣商事を退職
鳥巣商事を退職することになった常子。
最後に早乙女へ挨拶をします。

早乙女さんのおかげでここまでやってくることができました。



このご時世真っ過ぐに生きていても報われないことばかりだと思うの。
でも、負けないでください。決して。



今の私はその言葉を受け止めることができません。
常子は、その場をあとにしました。
給仕の坂田が声を掛け、新聞紙に包んだキャラメルを常子に渡します。
まるで餞別のように、ありったけのキャラメルをくれる坂田。
常子は深くお礼を伝えました。
こうして、常子は鳥巣商事を退社しました。
森田屋
森田屋では、宗吉と照代が何やら話し込んでいました。



もう、それしかねえだろう。
宗吉がつぶやいたその時、常子が帰宅。
いつもより早く帰った常子に驚く照代でしたが、常子は明るくこう告げます。



会社をクビになってしまいました。
夕食時、常子は空元気で「これ以上悪くなりようがない」と笑顔を見せます。
そして家族にこう言いました。



みなさん暗くならないでください。
必ず次の働き口見つけてみせます。
しかし、美子は常子を心配し、鞠子とともに「学校を辞めて働く」と言い出します。
常子はすぐにそれを止めました。
滝子が心労で倒れる
常子が鳥巣商事をクビになってから、10日が経ちました。
青柳商店を訪ねると、滝子の姿が見えません。
どうやら、軍から呼び出しを受けて出かけているとのこと。
しかし、その用件は誰にも明かされていませんでした。
心配する常子に、清は「大丈夫」と声を掛けます。
やがて、滝子が帰宅しますが、その直後に倒れてしまいました。
滝子が意識を取り戻すと、軍からの通達を打ち明けました。
戦況の悪化により、木材を半額で供出するよう命じられたというのです。
「承諾したのですか?」と尋ねる常子に、滝子は「逆らうことはできない」と答えました。
滝子は体調が優れないまま、商店街の寄り合いへと出席します。
常子も心配で同行することにしました。
寄り合い
寄り合いには、宗吉やまつも顔をそろえていました。
清が司会を務め、「厳しい時代だが、皆で協力しよう」と呼びかけます。
しかし、ある店主が「軍には逆らえない」と言い、商売替えを報告。
その言葉に、他の店主たちからも賛否両論が飛び交います。
さらに、深川一の老舗店が「店を畳む」と発表。
その店は、森田屋の最後のごひいき客でした。
森田屋に謝罪をする店主に、まつは涙をこぼします。
その後ろで、照代が宗吉に声をかけました。



あなた、あの話・・・。



いや、とてもじゃねえが今は・・・。
騒然とする中、滝子が場をまとめようとした瞬間、照代が発言します。



待ってください、うちも店を畳もうと思っております。
その言葉に、まつと常子は驚愕しました。
森田屋の決断
寄り合いの場で、照代が突然『森田屋を畳む』と発言。
さらに、『高崎へ移転するつもり』と述べ、場を騒然とさせました。
森田屋に戻ると、まつは激怒。
自分の承諾なしに決めたと、照代と宗吉に怒りをぶつけます。
君子が真相を尋ねると、照代は「もうそれしかない」と謝罪。
照代は、まつが反対すると考え、強引に寄り合いで話したことを明かしました。



照代に何を吹き込まれたのか知らないけど、お前(宗吉)は母ちゃんの気持ちわかってくれるよな?



俺は照代に賛成だ。
寄り合いで移転話を切り出したのも、宗吉の判断でした。
さらに、富江や長谷川も前夜にこの話を聞いていたことが判明。
裏切られた思いで、まつは涙を流します。
照代は、現在の状況では家賃さえ払えず店を続けることは難しいと語りました。
高崎は産業が栄え景気も良く、弁当の注文が見込めるため移転先として適していると言います。
また、照代の姉も高崎で洋食屋を営み、繁盛しているそうです。
姉から店を手伝ってほしいと声がかかっていると話しました。
宗吉は、世の中の状況が変われば再び東京で店を開けるかもしれないと語ります。
それまでは、一旦高崎に行くことを決断しました。
富江の妊娠が発覚
照代は君子たちに謝罪、鞠子は『自分たちの行く先』を心配し始めます。
空き家を探すために手を尽くすと照代は答えました。
すると君子は、青柳商店にお世話になると伝えました。
常子も、照代たちに自分たちのことは気にしないで欲しいと告げます。
しかし、まつだけは納得できずにいました。



今、富江のお腹には赤ちゃんがいるんです。
照代の言葉にまつや宗吉たちは驚きを隠せませんでした。
常子たちも初めて知る知らせでした。
宗吉は相手が誰なのかと問い詰めます。



すみません、大将!富江さんと結婚さしてくだせえ。
次回64話のあらすじはこちら。
とと姉ちゃん63話の感想


今回は、心配なことや驚くことがたくさんあった回でした。
青柳商店は厳しい状況に追い込まれています。
軍の指示で、木材を低い価格で供出しなければならなくなりました。
滝子が心労で倒れるほどなので、かなり深刻なことが伝わってきます。
一方、森田屋も深川からの撤退を決めました。
しかし、まつは事前に知らされておらず、とても怒っていました。
その場で照代が驚くべき発表をします。
なんと、富江が妊娠しているという知らせでした。
しかも、その相手はまさかの長谷川だったのです。
宗吉もこのことは知らなかったようで、驚きを隠せません。
富江と長谷川がいつから交際していたのか、全く気付きませんでした。
これから森田屋はどうなってしまうのでしょう。
常子の仕事だけでなく、森田屋や青柳商店のことでも心配が増えましたね。
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