『あんぱん』第13週から、新キャラクターの小田琴子(おだことこ)が登場します。
小田琴子は、のぶと同期の女性記者で、戦後初の女性記者の一人として描かれています。
この小田琴子を演じるのは、俳優の鳴海唯(なるみゆい)さん。
鳴海唯さんは、朝ドラ『なつぞら』にも出演していた注目の若手俳優です。
今回は、小田琴子のモデルと考えられる人物や、演じる鳴海唯さんについてご紹介します。
【あんぱん】小田琴子のモデルは2人!

『あんぱん』に登場する小田琴子には、モデルが2人いると考えられます。
1人目は、実在した女性記者の深田貞子さん。
もう1人は、アンパンマンに登場するキャラクター『おことちゃん』です。
公式では、小田琴子のモデルについて明言されていません。
ですが、やなせたかしさんの史実や周囲の人物を調べると、共通点が見つかります。
まず、深田貞子さんは、のぶのモデル『小松暢さん』と同じ新聞社に勤めていました。
2人は同期で、実際に一緒に働いていた記録も残っています。
そして、もう1人のモデルとされるのが、おことちゃんです。
おしとやかな性格や名前の響きが小田琴子とよく似ています。
このように、小田琴子は深田貞子さんとおことちゃんを参考に作られたキャラクターと考えました。
ここからは、その2人の共通点についてご紹介します。
小田琴子の役どころ
『あんぱん』第14週から、小田琴子(おだことこ)が本格的に登場します。
小田琴子は、高知新報に勤務する女性記者。
のぶと同じく、戦後初の女性記者の一人という設定です。
性格はおしとやかですが、お酒を飲むと一転しておしゃべりに。
普段とのギャップが魅力のキャラクターです。
小田琴子の細かい設定は、現時点では公式に発表されていません。
ただ、同期であるのぶとは親しくなる可能性が高そうです。
また、物語において重要なキャラクターであるかもしれません。
小田琴子の登場で、これからの展開がどう変わるのか楽しみです。
深田貞子とは?
深田貞子さんは、実在した女性記者です。
やなせたかしさんや小松暢さんと同じく、高知新聞社で働いていました。
入社したのは1946年で、戦後まもなくの時期でした。
当時の募集条件は、高等女学校を卒業していること。
年齢は、20歳~30歳まででした。
31人の応募者の中から選ばれたのが、深田貞子さんと小松暢さんの2人。
当時、深田貞子さんは22歳で、小松暢さんは27歳。
年齢は5歳違いましたが、仲の良い同期だったようです。
ふたりは新人記者として、数ヶ月間一緒に取材をしていたこともわかっています。
おことちゃんとは?
おことちゃんは、アンパンマンに登場するキャラクターです。
お琴を演奏する名人として知られています。
性格はおだやかで、いつも和服を着ている上品な女の子。
おことちゃんの演奏を聞くと、優しい気持ちになります。
ばいきんまんも、おことちゃんの美しさに見とれることもありました。
アンパンマンは、パンや野菜など食べ物がモチーフのキャラクターが多いです。
おことちゃんは人間の見た目をしているので、珍しいキャラクターです。
モデルが2人と考えられる理由とは?
『あんぱん』の小田琴子には、2人のモデルがいると考えられます。
それが、深田貞子さんとおことちゃんでした。
まず、小田琴子と深田貞子さんには、多くの共通点があります。
項目 | 小田琴子 | 深田貞子 |
---|---|---|
採用時期 | 戦後 | 戦後 |
立場 | 戦後初の女性記者 | 戦後初の女性記者 |
同期 | のぶ | 小松暢さん |
このように、時代背景や立場、同期の関係などが一致しました。
そのため、小田琴子は深田貞子さんを参考に考えられたキャラクターの可能性があります。
さらに、『あんぱん』はアンパンマンのキャラクターがモチーフになっている作品。
小田琴子と似たキャラクターとして『おことちゃん』が考えられます。
共通点は、以下の2つです。
- 名前が似てる
- おしとやかな性格
名前や性格が重なることから、おことちゃんもモデルの一部だと推測できます。
つまり、小田琴子は、実在した人物とキャラクターのいいところを合わせた存在だと言えるでしょう。
【あんぱん】小田琴子役を演じる鳴海唯はなつぞらに出演

『あんぱん』で、小田琴子役を演じるのは、俳優の鳴海唯(なるみゆい)さんです。
鳴海唯さんは以前、人気の朝ドラ『なつぞら』に出演した経験があります。
ここでは、鳴海唯さんのプロフィールや代表作をまとめました。
プロフィール
- 名前:鳴海唯(なるみゆい)
- 出身地:兵庫県
- 生年月日:1998年5月16日
- 年齢:27歳(※2025年現在)
- 身長:156cm
- 血液型:A型
- 所属事務所:フラーム
鳴海唯さんが、俳優に興味を持ったのは、小学生の頃。
ドラマ『のだめカンタービレ』を見たのが、きっかけでした。
当時、主演の上野樹里さん本人とキャラクターのギャップに驚いたそうです。
そして、役を通して色々な人になれる職業に魅力を感じて、憧れを抱くようになりました。
しかし、しばらくはその想いを行動に移すことができませんでした。
そのため、中学・高校時代は、特に芸能活動をせずに過ごしたそうです。
大学進学のタイミングで、本格的に芸能界への道を意識。
上京を目指して、東京の大学を受験しましたが、結果は不合格。
その後、関西の舞台芸術学科の大学へ進学しますが、座学が多い授業内容に悩みを抱えるように。
大きな転機になったのは、広瀬すずさん主演映画『ちはやふるー結びー』のエキストラに参加したこと。
撮影現場で、同世代の俳優たちの演技を間近で見て、衝撃を受けたそうです。
そして「今挑戦しないと一生後悔する」と、上京を決意。
芸能事務所『MKroom』のオーデションに合格し、大学を中退。
俳優養成所で、本格的に演技の勉強を始めました。
その後、2018年に映画『P子の空』で俳優デビュー。
2025年現在は、朝ドラ『あんぱん』など話題作に次々と出演し、注目を集めています。
出演作
鳴海唯さんの代表作をいくつかご紹介します。
- 朝ドラ『なつぞら』:柴田明美役
- 映画『偽りのないhappy end』:エイミ役
- 大河ドラマ『どうする家康』:稲役
- ドラマ『Eye Love You』: 仁科明日香役
- ドラマ『君が獣になる前に』:宮ノ森真由役
映画『偽りのないhappy end』ではエイミ役として主演を務めています。
この作品は鳴海唯さんの初映画出演であり、主演作でもありました。
2023年には大河ドラマ『どうする家康』に出演。
鳴海唯さんにとって、初めての大河ドラマ出演でした。
その後、2024年のドラマ『Eye Love You』で仁科明日香役を演じました。
この役は韓国語が話せるキャラクターで、劇中で韓国語を披露したことでも話題になりました。
2025年には主演映画の公開が控えています。
透明感のある雰囲気と確かな演技力で、今後さらに注目される若手俳優です。
なつぞらが初めての朝ドラ
鳴海唯さんが初めて出演した朝ドラは『なつぞら』。
この作品は、鳴海唯さんにとって初めてのドラマ出演でもありました。
演じたのは、柴田明美役という役。
柴田家の次女で、広瀬すずさん演じる主人公のなつの妹のような存在です。
なつとは血が繋がっていませんが、家族のように一緒に育ち、姉のように慕う役どころでした。
『なつぞら』のオーディションは、鳴海唯さんが芸能界に入って最初に挑戦したオーディションです。
最初は、姉の柴田夕見子役で応募しましたが、落選。
その後、明美役に再挑戦し、見事に合格しました。
鳴海唯さんは「いつか朝ドラのヒロインになること」が夢と語っています。
実際に、2025年の朝ドラ『あんぱん』では、のぶ役の最終選考まで進出しました。
今後、鳴海唯さんが朝ドラで主演を務める日も近いかもしれません。
まとめ
- 小田琴子のモデルは、記者の深田貞子さんと、おことちゃんの2人と考えられる
- 深田貞子さんとは、新聞社や時代背景が一致
- おことちゃんとは、名前や性格がよく似ている
- 鳴海唯さんは『なつぞら』でデビューし、現在注目の若手俳優
- なつぞらでは、柴田明美役で出演
『あんぱん』第13週から登場する小田琴子は、戦後初の女性記者のひとりとして描かれています。
小田琴子には、2人のモデルがいると考えられました。
1人は、実在した記者である深田貞子さん。
もう1人は、アンパンマンのキャラクター『おことちゃん』です。
記者としての設定などは、深田貞子さん。
名前や性格は『おとこちゃん』を参考にしている可能性が高いです。
小田琴子役を演じる鳴海唯さんは、過去に朝ドラ『なつぞら』に出演。
柴田明美役を熱演し、話題になりました。
以降もドラマや映画などに出演するなど、鳴海唯さんは、今後が期待される若手俳優です。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
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