『あんぱん』第6週で、のぶが『愛国の鏡』と呼ばれるようになりました。
では『愛国の鏡』とは、どのような意味を持っていたのでしょうか。
また、その後のぶには変化が訪れ、周囲とすれ違いも生まれます。
『あんぱん』における『愛国の鏡』の意味や、のぶの変化などをネタバレを含めてご紹介します。
あんぱんの愛国の鏡とは?

『あんぱん』で、のぶは『愛国の鏡』と呼ばれるようになります。
では、あんぱんにおける『愛国の鏡』とは、どのような意味を持つのでしょうか。
これは、国や社会のために理想的な行動をした人物を称える時に使われる表現です。
みんなが心を一つにし、協力し合うことが求められていた時代。
そのような姿勢は理想的とされ、『鏡』として表現しました。
ドラマでは、のぶは家族同然のような存在の豪ちゃんが出征します。
それをきっかけに『自分にできることは何か』を真剣に考えるようになった、のぶ。
少しでも力になりたいと思うようになります。
そして、慰問袋を作ることをひらめきました。
この案を、すぐに女子師範学校の同級生たちに提案。
瞬く間に活動は、広がっていきました。
この活動は、学校をあげての取り組みまでに発展していきます。
のぶ達は、中にいれる日用品を購入するために街頭で献金を呼びかけたことも。
やがて、この取り組みは新聞に掲載され、注目を集めます。
記事を読んだ校長先生は、のぶの行動を高く評価しました。
まっすぐに人のために動くのぶの姿が、周囲の手本となったのです。
こうして、のぶは『愛国の鏡』と周囲から呼ばれるようになりました。

のぶの作ったものが、豪ちゃんのもとへ届くといいですね。
もし届いたら、すごく喜んでくれるはずです。
あんぱんでのぶの変化や周囲とのすれ違いをネタバレ


『あんぱん』第6週で、『愛国の鏡』と称えられた、のぶ。
この出来事がきっかけで、のぶ自身に変化が訪れます。
それと同時に、周囲の人々との間にもすれ違いが生まれていきました。
のぶの変化
のぶは、自分の信念に確信を持つことができるようになりました。
女子師範学校に入学して以来、ずっとモヤモヤした気持ちを抱えていた、のぶ。
ある日、黒井先生に「どんな教師になりたいのか」と問われます。
のぶは『体操の楽しさを教えてあげる先生になりたい』と答えました。
しかし、その答えは黒井先生の逆鱗に触れてしまいます。
『立派な教師』について再び問われた、のぶ。
しかし、何も答えることができませんでした。
そして、どんな教師が立派な教師か聞かれても答えることができませんでした。
のぶの理想と時代が求める教師像には、ズレがあったのです。
その後も、のぶはずっと悩み続けていました。
しかし、慰問袋の活動を通して「これが自分の信じる道だ」と確信を持てるように。
時代に求められる教師像に近付く変化を見せるのぶ。
それは、やがて周囲とのすれ違いが起きる事態へ発展していくのでした。
周囲とのすれ違い
のぶの変化は、周囲とのすれ違いも生み出しました。
特に『ヤムおじさん』『蘭子』『たかし』との間に、それぞれ衝突が起きていきます。
ヤムおじさん
ヤムおじさんは、時々のぶを皮肉を交えて呼ぶようになりました。
のぶに対してだけではなく、当時の社会全体への違和感を持っていたのです。
第9週では、のぶは乾パン作りを依頼されます。
しかし、ヤムおじさんはそれを拒否しました。
その結果、朝田パンから客足が遠のいてしまう事態に。
実は、乾パンはヤムおじさんの過去と大きく関係していたのです。
ヤムおじさんは、ある決意のもと、乾パン作りを教えてくれます。
しかし、のぶはのちに自分の行動を後悔することになるのでした。
蘭子
豪ちゃんの知らせを受けて、のぶと蘭子の間にも考えのすれ違いが浮かび上がります。
のぶは豪ちゃんのことを『立派だった』と称えました。
しかし、それは蘭子にとって辛い一言だったのです。
蘭子は泣き出し「そんなのウソっぱちや」と告げます。
蘭子の言葉は、のぶの心に深く刺さりました。
この出来事がきっかけで、のぶは再び自分の考えに疑問を抱くように。
そして、自分の本心と向き合うようになります。
しかし、蘭子にとってはそれはとても辛い言葉でした。
たかし
のぶとたかしの間にも、考え方や感じ方の違いがありました。
豪ちゃんの出征で、戦争が身近なものに感じるようになった、のぶ。
一方、たかしにとっては、まだどこか遠い世界の出来事でした。
そうした距離感が、二人の間にすれ違いを生んでいきます。
周囲の助けもあり、一度は仲直りをした二人。
しかし、考え方の違いは埋まらず、再び衝突してしまいます。
その後、のぶは謝ろうとしますが、たかしはすでに上京してしまっていました。
二人は喧嘩別れのまま、離ればなれに。
のぶが出した結論
最終的に、のぶは教師を辞める決断をします。
自分の教えてきたことに疑問を持つようになった、のぶ。
子どもたちのまっすぐな眼差しに、教壇に立つ資格がないと感じたのです。
悩み抜いた末の決断でした。
教師を辞めたのぶは、新たな道を捜し始めます。
そして、再就職先に選んだのが『新聞社』でした。
実は、のぶのモデルである小松暢さんも、かつて新聞社で働いていたそうです。
のぶの新たな人生が、ここからどう展開していくのでしょうか。
第二の人生の幕開けに期待が高まります。
まとめ
- 『愛国の鏡』は、国や社会のために理想的な行動をした人物を称える時に使われる表現
- のぶは自分の信念に確信を持つように変化
- しかし、周囲と考え方や感じ方のズレが生じるようになる
- のぶは教職の道を離れることを決意
『あんぱん』第6週で、のぶは『愛国の鏡』と呼ばれるようになりました。
のぶは人から称賛される一方で、本当に自分が信じていることとは何なのかと悩むように。
そして、それは周囲とのすれ違いを生んでしまうきっかけになったのです。
最終的に、のぶは教師としての道に別れを告げます。
そして、新たな就職先として、新聞社を選びました。
この決断は、のぶの新たな人生の幕開けとなります。
ここに至るまで、のぶにはどんなことが起きたのでしょうか。
今後の展開に注目です。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
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