中尾星子のモデルは実在する？史実との違いを解説【あんぱん】

朝ドラ『あんぱん』第24週から、中尾星子(なかおせいこ)が新たに登場します。

中尾星子はのぶの弟子のひとり。

のちに、たかしたちを支える重要な存在になります。

中尾星子には、実在のモデルがいる可能性が高いことがわかりました。

ただし、『あんぱん』と史実にはいくつかの違いもあります。

今回は、中尾星子のモデルや史実との違い、演じる古川琴音さんについて解説します。

中尾星子のモデルは実在する？

中尾星子のモデルは、実在の人物『越尾正子さん』の可能性が高いです。

越尾正子さんは『株式会社やなせスタジオ』の代表取締役。

そして、やなせたかしさんや小松暢さんを長く支えた人物でもあります。

では、なぜ越尾正子さんがモデルと考えられるのでしょうか。

ここからは、越尾正子さんの経歴や共通点をもとに理由を解説します。

史実に同名はいない

史実を調べても、『中尾星子』という人物は確認できませんでした。

やなせたかしさんや小松暢さんの記録にも、同姓同名の人物は登場しません。

つまり、中尾星子は史実には存在しないオリジナルキャラクターです。

ただし、やなせさんや小松さんと縁のある実在人物がモデルの可能性は高いです。

『あんぱん』では、中尾星子はのぶとたかしの意志を受け継ぐ存在として描かれます。

つまり、創作でありながら史実を意識したキャラクターと言えるでしょう。

越尾正子とは？

越尾正子さんは『株式会社やなせスタジオ』の代表取締役です。

もともと小松暢さんの知り合いで、ふたりは茶道の稽古場で出会いました。

越尾正子さんが会社を辞めると聞き、小松暢さんが入社を勧めます。

これをきっかけに、1992年に『有限やなせスタジオ』へ入社。

入社後は、20年間にわたりやなせたかしさんの秘書を務めました。

やなせたかしさんの死後は、2014年から代表取締役に就任。

現在も作品の管理やスタジオの事業を担っています。

越尾正子がモデルと考えられる理由

中尾星子のモデルは、越尾正子さんと考えられます。

その理由は、大きく3つです。

名前が似ている

『中尾星子』と『越尾正子』は、漢字が2文字だけ違います。

読み方も『なかおせいこ』と『こしおまさこ』でよく似ています。

中尾星子という名前は、越尾正子さんに由来する可能性が高いと考えられます。

のぶ(小松暢さん)との出会い

中尾星子とのぶは、茶道を通じて出会います。

史実でも、実在の越尾正子さんと小松暢さんは同じ茶道場に通っていました。

当時の小松暢さんは先生ではなく、補佐の立場でした。

その後、自分の稽古場を持ち、越尾正子さんもそこへ移ったと伝えられています。

その縁が、後のつながりにつながります。

意志を受け継ぐ存在

中尾星子と越尾正子さんには『意志を受け継ぐ存在』という共通点があります。

やなせたかしさんと小松暢さんの思いを、次の世代へつなぐ役割を果たしてきました。

これは、ドラマの中尾星子と史実の越尾正子さんに重なります。

この共通点からも、モデルと考えるのが自然です。

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中越星子と史実との違いを解説【あんぱん】

『あんぱん』の中尾星子と堀尾正子さんには、違いがあります。

大きく分けると、以下の3点です。

アンパンマンとの出会い

アンパンマンとの出会いはドラマオリジナルの設定です。

『あんぱん』では、中尾星子はのぶの読み聞かせでアンパンマンを知ります。

そして、『アンパンマン』の物語に心を動かされました。

その後『怪傑アンパンマン』を見に行くシーンも描かれました。

しかし、史実の越尾正子さんにそのような記録はありません。

読み聞かせで知った、あるいは観劇したという情報は確認できませんでした。

入社のきっかけ

入社の経緯はドラマと史実で大きく異なります。

『あんぱん』では、たかしが人気漫画家となり事務所が多忙に。

のぶは人手を増やすため、アンパンマンを愛する中尾星子を誘いました。

一方、史実の越尾正子さんは43歳の時に会社を退職。

当時小松暢さんの稽古場に通っていたので、そのことを報告します。

そこで、入社を勧められたのがきっかけでした。

さらに背景があります。

小松さんの妹『瑛さん』が体調を崩し、事務の後任を探していたのです。

このタイミング越尾正子さんが紹介され、入社につながりました。

小松暢さんは「越尾正子さんはやなせさんと似ている」と感じていました。

そして「ふたり気が合うだろう」と考えていたそうです。

入社後の史実

入社後の展開もドラマと史実で大きく異なります。

史実では、越尾正子さんが入社して1年後に小松暢さんが亡くなりました。

入社から半年後、小松暢さんは体調を崩し始めます。

そして「会社を辞めないで」と堀尾正子さんに託したといいます。

その後、越尾正子さんは20年間やなせたかしさんの秘書を務めました。

やなせたかしさんの死後、2014年『株式会社やなせスタジオ』の代表取締役に就任。

現在も作品の管理や事業を担っています。

一方、『あんぱん』では中尾星子が入社してから5年後ものぶが健在。

その後の描写はなく、取締役になるかどうかも描かれていません。

つまり、中尾星子の後半の人生は史実と異なり、ドラマ独自の展開だと考えられます。

中尾星子役は古川琴音

『あんぱん』で中尾星子役を演じるのは、古川琴音(ふるかわことね)さんです。

プロフィール

経歴

幼少期からバレエを習い、舞台に立つことが大好きでした。

その後、中学・高校・大学では演劇部に所属します。

就職を考える時期に、本格的に俳優を目指すことを決意。

事務所のオーディションを受けて合格しました。

2020年、朝ドラ『エール』で朝ドラデビュー。

主人公の娘『小山華役』を演じて注目を集めました。

2023年には大河ドラマ『どうする家康』にも出演。

ドラマや映画を中心に幅広く活躍しています。

古川琴音さんは、自然体の演技と独特の存在感が魅力です。

幅広い役を演じ分ける実力派として、今後の活躍が期待されています。

中尾星子のQ&A【あんぱん】

まとめ

朝ドラ『あんぱん』に登場する中尾星子(なかおせいこ)。

のぶの弟子であり、のちにたかしたちを支える重要な存在です。

中尾星子のモデルは実在の人物『越尾正子さん』の可能性が高いです。

ただし、名前や出会いのエピソードなど一部はドラマオリジナル。

アンパンマンとの出会い方や入社のきっかけも、史実とは異なります。

史実の越尾正子さんは、やなせたかしさんの秘書を20年間務めました。

2025年現在は『株式会社やなせスタジオ』の代表取締役。

やなせたかしさんや小松暢さんの意志を受け継ぎ、作品を守り続けています。

『あんぱん』での中尾星子は、物語を盛り上げるためにアレンジされたキャラクター。

史実をベースにしつつ、ドラマならではの創作が加えられているのです。

中尾星子を演じるのは実力派俳優の古川琴音さんです。

朝ドラや大河ドラマでも活躍しており、自然な演技と存在感で注目を集めています。

中尾星子の登場で、物語はまた新たな展開を迎えそうですね。

ここまで読んでいただきありがとうございました。

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