『マッサン』のマッサンとエリーの年齢が、気になった人も多いのではないでしょうか。
ドラマでは、二人の生年月日や年齢は具体的に描かれていません。
そのため、マッサンとエリーの年齢については分かりにくい部分があります。
しかし、モデルとなった実在の人物の史実から、おおよその年齢は推測できます。
この記事では、史実を参考にしながら、マッサンとエリーの年齢を整理しました。
あわせて、週ごとの簡単な出来事と年齢差についても解説します。
マッサンとエリーの年齢は何歳?

マッサンとエリーの年齢は、史実をもとにすると物語序盤で20代と考えられます。
『マッサン』では、マッサンやエリーの生年月日や年齢は具体的に描かれていません。
ただし、ドラマの内容と史実には共通する点が多く見られます。
そのため、年齢設定もモデルとなった実在の人物をもとにしている可能性があります。
ここでは、実在の人物の年齢をもとにしながら考察します。
あわせて、物語の進行に沿った年齢の目安も整理しました。
マッサンの生年月日
マッサンのモデルである竹鶴政孝さんは、1894年6月20日生まれです。
『マッサン』では、マッサンの生年月日や年齢は明かされていません。
物語序盤の時代設定は、1920年頃です。
史実を基準にすると、この頃のマッサンは20代半ばと考えられます。
エリーの生年月日
エリーのモデルである竹鶴リタさんは、1896年12月14日生まれです。
竹鶴リタさんは、4人姉弟の長女としてスコットランドで生まれました。
『マッサン』では、エリーの生年月日や年齢は明かされていません。
史実をもとにすると、物語序盤のエリーは20代前半と考えられます。
週ごとのマッサンとエリーの年齢
マッサンとエリーの年齢は、物語の進行とともに大きく変化します。
ドラマの年代と史実をもとに、年齢の目安を一覧にまとめました。
以下の表は、物語の進行にあわせた推定年齢です。
| 週 | マッサンの年齢 | エリーの年齢 |
|---|---|---|
| 第1~9週 | 26歳 | 24歳 |
| 第10~12週 | 27~30歳 | 25~28歳 |
| 第13~15週 | 34歳 | 32歳 |
| 第16週 | 38歳 | 36歳 |
| 第17週 | 39歳 | 37歳 |
| 第18週 | 40歳 | 38歳 |
| 第19週 | 46歳 | 44歳 |
| 第20週 | 48歳 | 46歳 |
| 第21~22週 | 49歳 | 47歳 |
| 第23週 | 51歳 | 49歳 |
| 第24週 | 54歳 | 52歳 |
| 第25週 | 55~77歳 | 53~64歳 |
このあと、物語の流れが分かる簡単なあらすじを紹介しています。
先の展開を知りたくない方はご注意ください。
第1週~第9週(1920年)
1920年、マッサンは26歳、エリーは24歳でした。
物語は、北海道余市で行われるウイスキーの祝賀会から始まります。
マッサンは亡き妻エリーを思いながら、これまでの人生を振り返ります。
マッサンはエリーを連れてスコットランドから帰国しました。
二人の結婚は、家族や周囲から強い反対を受けました。
マッサンは、大阪の『住吉酒造』でウイスキー造りを目指します。
しかし計画は実現せず、仕事を失います。
それでも夢を捨てず、鴨居欣次郎と国産ウイスキー造りを始めました。

第10週~12週(1921~1924年)
この時期、マッサンは27~30歳、エリーは25~28歳でした。
山崎工場が完成し、マッサンは鴨居の先見性を理解します。
一方で、エリーは流産し、今後子どもを望めないと医師から告げられました。
深い悲しみの中でも、二人は支え合って生きる道を選びます。
そして、養女エマを迎え、新たな家族として歩み始めました。
第13~15週(1928年)
1928年時点で、マッサンは34歳、エリーは32歳になりました。
不況の影響により、鴨居商店は経営難に陥ります。
ウイスキーの味をめぐり、マッサンと鴨居は対立しました。
その結果、マッサンは営業職に回され、北海道へ向かいます。
現地で、余市がウイスキー造りに適した土地であることを知ります。
本物のウイスキーを作りたい思いを胸に、マッサンは会社を退職。
エリーと一緒に北海道へと向かいました。
第16週(1932年)
1932年、マッサンは38歳、エリーは36歳になりました。
ウイスキー造りのため、二人は北海道余市へ向かいます。
土地や資金集めは難航し、地域との対立にも直面しました。
それでも人々の思いをつなぎ直し、熊虎から土地を託されました。
マッサンは、この地をウイスキーの里にすると誓い、余市での挑戦を始めます。
第17週(1933年)
この時期、マッサンは39歳、エリーは37歳でした。
資金集めのため、マッサンはリンゴジュース作りを始めます。
売れ行きは伸びず、苦戦が続きました。
一方、エマは自分が養女であることを知ります。
戸惑いながらも、エマは二人の深い愛情に気づきます。
その出来事を通して、家族の絆を確かめました。
第18週(1934年)
1934年時点で、マッサンは40歳、エリーは38歳になりました。
マッサンはリンゴジュースを『リンゴ汁』と改め、事業を少しずつ立て直します。
その頃、鴨居商店のウイスキーが評価され、マッサンもその味を認めました。
しかし、英一郎が亡くなったことを知ります。
その出来事をきっかけに、本格的なウイスキー造りに踏み出す決意を固めました。
第19週(1940年)
1940年、マッサンは46歳、エリーは44歳になりました。
マッサンが求め続けたウイスキーが、ついに完成します。
販売にこぎつけますが、売れ行きは伸びません。
工場は倒産寸前に追い込まれ、人員整理を決断します。
しかし、海軍が在庫をすべて買い上げ、工場は指定工場となり、危機を免れました。
第20週(1942年)
1942年、マッサンは48歳、エリーは46歳になりました。
戦争が始まり、エリーは外国人として厳しい視線を向けられます。
マッサンは、エリーを守るため別れも考えました。
しかし、特高警察の捜索をきっかけに、家族で生き抜く覚悟を固めます。
第21~22週(1943年)
1943年時点で、マッサンは49歳、エリーは47歳になりました。
エマは軍需工場で働く中で、一馬に惹かれていきます。
反対していたエリーも、エマの思いを受け止め、見守ることを決めました。
しかし、想いが通じた直後、一馬に召集令状が届きます。
第23週(1945年)
1945年、マッサンは51歳、エリーは49歳になりました。
一馬が亡くなり、終戦を迎えます。
マッサンは、従業員の生活を守るため、工場を一時休業しました。
あわせて、工場の敷地を農地として開放します。
売上が落ち込む中、進駐軍からの販売依頼が舞い込みます。
信念に迷いながらも、工場を守るため依頼を受け入れました。
第24週(1948年)
1948年、マッサンは54歳、エリーは52歳になりました。
3級ウイスキーの製造を求められ、マッサンは迷います。
しかし、甥である悟の言葉に背中を押され、覚悟を決めました。
試行錯誤の末、国産3級ウイスキー『余市の唄』を完成させます。
第25週(1949~1971年)
最終週では、マッサンは55歳から77歳まで年齢を重ねました。
一方、エリーは52歳から64歳までの人生が描かれます。
『余市の唄』が評判となり、時代は大きく進みました。
やがてエリーは病に倒れ、マッサンに見守られながら生涯を終えます。
深い悲しみを越え、マッサンは再びウイスキー造りに向き合いました。
そして、エリーへの愛を込めたウイスキーは世界で評価されます。
マッサンは墓前で静かに、その人生を振り返りました。
マッサンとエリーの年齢差を史実から解説

マッサンとエリーの年齢差は、史実をもとにすると約2歳差と考えられます。
ドラマでは、二人の年齢差について公式な説明はありません。
しかし、モデルとなった実在の人物の史実を見ると、年齢差は明確です。
マッサンが26歳、エリーが24歳のときに、二人は結婚しています。
当時の日本では、男性の方が年上で結婚するケースが一般的でした。
国際結婚として注目された夫婦ですが、年齢に大きな差はありませんでした。
なお、ドラマでマッサンとエリーを演じた俳優二人は、実際には5歳差です。
史実より年齢差のある配役でありながら、物語を通して違和感は感じられませんでした。
それは、年代の変化を自然に表現した俳優陣の高い演技力があってこそと言えます。
まとめ
『マッサン』のマッサンとエリーの年齢は、史実に基づくと物語序盤では20代と考えられます。
最終的には、二人は70代までの人生が描かれています。
ドラマでは年齢は明示されていません。
しかし、史実や時代背景から年齢の目安を整理できます。
マッサンとエリーの年齢差は、史実では約2歳です。
大きな年齢差は、ありませんでした。
週ごとの年齢と出来事を重ねると、二人が長い時間をかけて夢を形にしてきたことが分かります。
年齢の流れを意識しながら、一緒に『マッサン』の物語を楽しんでいきましょう。
ここまで読んでいただきありがとうございます。
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