『ばけばけ』に、新しくマーサというキャラクターが登場します。
マーサは、ヘブンがかつて結婚していた女性として描かれています。
この結婚には史実が関係しており、モデルと考えられる実在人物がいます。
では、マーサのモデルとなった女性は誰だったのでしょうか。
そして、マーサ役のミーシャ・ブルックスさんはどんな人物なのでしょうか。
この記事では、
- マーサの実在モデル
- ミーシャ・ブルックスさんの経歴
を、物語の背景とあわせてわかりやすくまとめます。
【ばけばけ】マーサのモデルは実在?

『ばけばけ』に登場するマーサのモデルは、アリシア・フォリーさんの可能性が高いと考えられます。
アリシアさんは、実在したアメリカ出身の女性です。
そして、ヘブンのモデルとなった小泉八雲さんの最初の妻でした。
マーサのモデルについて、現時点で公式な発表はありません。
しかし、マーサとアリシアさんにはいくつもの共通点があります。
物語の設定とも重なる部分が多く、モデルとして描かれた可能性は高いといえます。
ここからは、アリシア・フォリーさんの人物像や、マーサとの共通点について解説します。
アリシア・フォリーとは?
アリシア・フォリーさんは、黒人のルーツを持つアメリカ人女性です。
1853年ごろ、ケンタッキー州で誕生しました。
父親は白人の農園主で、母親はその農園で働く黒人奴隷でした。
当時は『母親が奴隷なら子どもも奴隷』という時代でした。
そのため、アリシアさんも奴隷として生まれ育つことになりました。
その後、生まれた家とは別の家で奴隷として働くようになります。
1865年に奴隷制度が廃止され、ようやく自由を得ました。
アリシアさんは、各地を転々としながら生活を続けました。
やがて、オハイオ州シンシナティの下宿屋で働き始めます。
当時、アリシアさんは10代後半でした。
しかし、すでに幼い息子を抱えるシングルマザーだったのです。
厳しい状況下で息子を育てながら、生活を続けていました。

養わなければならない家族がいるという点は、アリシアさんとトキの共通点ですね。
小泉八雲さんやヘブンも、家族のために頑張る女性の姿に心を惹かれたのかもしれません。
マーサとの共通点
マーサとアリシア・フォリーさんには、次の3つの共通点があります。
- 黒人のルーツを持つ
- 愛称が似ている
- ヘブン(小泉八雲さん)との結婚歴
それぞれの共通点を、物語の背景とあわせて見ていきましょう。
黒人のルーツを持つ
マーサとアリシアさんは、どちらも黒人のルーツを持つ点が共通しています。
現時点で、マーサの両親は明らかではありません。
しかし、黒人のルーツを持つ設定で描かれています。
一方、アリシアさんは黒人の母を持つ女性で、史実で背景が確認されています。
二人のルーツは、物語と史実のどちらにおいても重要なポイントです。
この一致は、アリシアさんがモデルと考えられる根拠として大きな要素になっています。
愛称が似ている
マーサの名前は、アリシアさんの愛称『マティ』に由来している可能性が高いです。
アリシアさんは、周囲から『マティ』という愛称で呼ばれていました。
小泉八雲さんも同じようにマティと呼んでいたと言われています。
一方、『ばけばけ』のマーサの本名は、今のところ明らかになっていません。
作中では、ヘブンを巡る過去の妻として『マーサ』という名前で登場します。
もしかすると、アリシアさんと同じように本名とは別の呼び名なのかもしれません。
マーサという名前は『マティ』と響きが近く、設定の参考になった可能性があります。
ヘブンとの結婚歴
アリシアさんがマーサのモデルだと考えられる最大の理由があります。
それは、小泉八雲さんとの結婚と離婚の経緯が一致している点です。
史実では、アリシアさんと小泉八雲さんは1874年ごろに結婚しました。
当時は、異人種間の結婚が州法で禁止されていた時代でした。
それでも、二人は周囲の反対を押し切って結婚。
しかし、その影響で小泉八雲さんは勤め先を解雇されてしまいます。
アリシアさんも、社会の厳しい状況に耐えきれず、心が追い詰められていきました。
その結果、二人は結婚から約3年で離婚しています。
『ばけばけ』でも、マーサとヘブンは似た状況で別れています。
結婚と離婚理由の一致は、アリシアさんがマーサのモデルと考えられる重要な根拠です。


【ばけばけ】マーサを演じるのはミーシャブルックス


『ばけばけ』のマーサ役は、国際的に活躍するミーシャ・ブルックスさんです。
ミーシャさんはアメリカ出身で、俳優やモデルとして幅広く活動しています。
英語はもちろん、日本語もとても流暢で、フランス語も話すことができます。
幼少期に日本で暮らした経験があり、日本語を自然に身につけたそうです。
動画を見ると、発音の自然さに驚かされます。
ミーシャさんは、ハーバード大学の機械工学科を卒業。
エンジニアから俳優へ転身した異色の経歴の持ち主です。
ドラマ『Billions』や映画の主演作など、国際的な作品にも出演。
ダンスやアクションも得意で、多才さが強みの俳優です。
『ばけばけ』には第53話〜54話の2話のみ出演予定となっています。
今回の出演をきっかけに、今後また別の朝ドラで活躍する機会も期待できますね。
アクションも日本語も得意なミーシャさんの今後の出演に注目です。



日本語が自然なので、いつの日か日本語のセリフを話す役で朝ドラに戻ってくる姿を期待したいですね。
Q&A


まとめ
『ばけばけ』のマーサは、アリシア・フォリーさんがモデルと考えられる可能性が高いです。
アリシアさんは、小泉八雲さんの最初の妻です。
ルーツ、愛称、結婚と離婚の背景など、多くの点でマーサと重なっていました。
また、マーサ役のミーシャ・ブルックスさんは、日本語が堪能で多才な俳優です。
ハーバード大学卒という異色の経歴を持ち、国際的な作品で活躍しています。
いつの日か、日本語を話す役で朝ドラに戻ってくる姿も見てみたいですね。
マーサのエピソードが物語にどんな影響を残すのか。
これからの展開にも注目していきたいところです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
【関連記事】













コメント