『とと姉ちゃん』61話(2025年7月30日再放送)は、戦争の影響で暮らしが一層厳しくなりました。
常子の勤める鳥巣商事だけでなく、森田屋や青柳商店にも経営難の波が押し寄せます。
そんな中、常子は大黒柱としてさらに仕事に励みますが、職場で不穏な噂が…。
ここでは、『とと姉ちゃん』61話のあらすじと感想をご紹介します。
前回60話のあらすじはこちら。
とと姉ちゃん61話あらすじ

『とと姉ちゃん』61話(2025年7月30日再放送)では、戦争の影響がさらに深刻になります。
常子の働く鳥巣商事だけでなく、森田屋や青柳商店にも厳しい波が押し寄せていました。
森田屋と青柳商店の経営難
昭和15年10月。
試験を控えた美子に対して、勉強をするように注意する鞠子。

そんなにガミガミ言わなくても。
よっちゃんだってわかってるわよ。
以前の常子なら言わなかった言葉に、鞠子と美子は驚きます。
星野との別れで、常子はどこか変わっていました。
常子は出勤後、仕事を終えると多田に手伝うことはないかと尋ねます。
しかし、多田は「原稿がない」と答えました。
戦争で仕事が減り、経営が苦しい状況になっていたのです。
このままでは、誰かが退職させられるかもしれないと、不安を漏らす多田。
そして、真っ先に対象となるのは、女性たちからだと言います。
多田の言葉を聞き、常子は不安になりました。
一方、森田屋では仕入れ値が5倍になり、材料が手に入らない状態に宗吉は焦っていました。
その頃、青柳商店でも苦しい状況が続いていました。
清が裏取引を提案しますが、滝子は『青柳の信用を守る』と怒りをあらわにします。
そんな中、軍からの通達を組合長が持ってきたと報告を受けます。
森田屋も青柳商店も経営が苦しくなっていました。
森田屋からのお願い
常子が帰宅すると、まつと宗吉が待ち構えていました。
「大事な話がある」と告げるふたり。
居間には、全員が集まっていました。
集まった家族を前に、宗吉は言い出せずにいましたが、ついに頭を下げました。



すまねえ、今月の給金しばらく待って欲しいんだ。
家賃も払えていない状態であると、宗吉とまつは何度も頭を下げます。
君子と常子は「わかりました」と答えました。



本当にいいの?かかタダ働きになっちゃうのよ?
美子だけではなく、鞠子も心配していました。



クビになってもおかしくない状況で置いてもらえるだけでもありがたいことじゃない。



心配いらないわ!私が働いてちゃんと稼ぐから。
多田の相談
常子が帰ろうとした時、多田に声をかけられます。
多田は、常子に弟の相談をしたいと言いました。
常子は断り切れず、多田とビアホールへ行くことに。
一方、多田は鞄を取りに戻った際、部長と課長の会話を聞いてしまいます。
部長は常務の姪を採用するように、常務に頼まれたと言います。
課長は、人員削減の中で難しいと答えました。
すると、他の誰かを辞めさせるように部長は告げました。
衝撃を受けた多田ですが、常子にその話はしませんでした。
苦しい状況下の中でも、賑わうビアホールに驚く常子。
多田は、苦しい時ほど人は酒場に集まると語ります。
そこに見知らぬ男性たちが絡んできました。
失礼な言動に耐える常子ですが、彼らは美子の編んだマフラーを踏み、「汚い」と罵ります。
常子は思わず男性を平手打ちしました。
常子が男性たちと揉めている隙に、多田は鞄を持って一人で帰ってしまいます。
次回62話のあらすじはこちら。
【とと姉ちゃん】61話の感想


戦争の影響が日常をじわじわと侵食している様子が描かれた回でした。
森田屋や青柳商店が経営難に陥り、宗吉は君子の給料すら払えない状況に。
青柳商店への軍の通達も不穏で、今後が心配になります。
鳥巣商事でも「誰かを辞めさせろ」という会話がありました。
常子の仕事にも暗い影が…。
大黒柱として必死な常子に、さらに大きな試練が迫っていそうです。
ビアホールの場面は緊張感がありましたね。
苦しい状況だからこそ、人々は娯楽を求める。
そんな時代背景が伝わる一方、多田の行動にはショックを受けました。
まさか常子を置いて逃げるなんて…。
失恋から立ち直る間もなく、常子には更なる試練が訪れそうです。
次回の展開からも目が離せませんね。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
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