あんぱんで海軍予備学生とは?海軍士官についても解説

記事内に商品プロモーションを含む場合があります。
あんぱん海軍予備学生
スポンサーリンク

朝ドラ『あんぱん』第11週で、千尋が海軍の士官になったことが判明しました。

千尋は士官になる前に『海軍予備学生(かいぐんよびがくせい)』だったことも明かされています。

では、この『海軍予備学生』とは、どのような立場だったのでしょうか。

今回は、海軍予備学生や海軍士官について解説していきます。

スポンサーリンク
目次

あんぱんで海軍予備学生とは?

学校の外観

海軍予備学生とは、短期間の訓練を経て『海軍少尉』として任官するための特別な学生制度のことです。

海軍予備学生の制度がつくられた背景には、当時の戦争の激化と人材不足がありました。

本来、海軍の将校になるには『海軍兵学校』という専門の教育機関を卒業しなければなりません。

しかし、戦争が長期化するにつれて、海軍兵学校出身者だけでは将校数が不足する事態に

より多くの将校予備員が必要になりました。

そこで生まれたのが『海軍予備学生』という制度だったのです。

どんな人が海軍予備学生になった?

海軍予備学生の対象は、大学や高等専門学校に在学中、もしくは卒業した若者たちです。

つまり、ある程度の学力や基礎知識を持った青年たちが選ばれていました

当時、希望者は『志願制』で集められていたそうです。

そして、次のような厳しい選抜試験を受けました。

  • 筆記試験
  • 身体検査
  • 面接などの人物評価

これらの試験を通過した人だけが『海軍予備学生』として任用されました。

海軍予備学生の訓練

海軍予備学生に選ばれると『海兵団(かいへいだん)』と呼ばれる訓練部隊に配属されます。

『あんぱん』でも、千尋は「海兵団へ入った」と語っていましたね。

この海兵団では、約半年から1年ほどの短期間で、実践に即した厳しい訓練が行われていました。

通常の士官候補生が数年かけて受ける教育内容を、短期間で詰め込んで覚えることが求められたのです。

ここでの訓練が終わると『士官候補生』として、次のステージへと進むことに。

そこからは、実地での勤務やさらなる専門教育を受ける流れになります。

『あんぱん』では、千尋はその後『対潜学校』に入ったと語っていました。

この学校では、潜水艦対策について専門的な訓練が行われていたと考えられます。

千尋は対潜学校で、約4ヶ月にわたる学習と訓練を受けました。

そして、すぐに現場へ配属される即戦力として、実際の海上任務に就くことになりました。

このように、海軍予備学生は、短期間で将校となり、即戦力として働くことを求められていたのです。

あんぱんの海軍士官についても解説

机の上の本

海軍士官は、軍の中で指示を出し、作戦を動かす中心的な存在です。

『あんぱん』では、千尋が『海軍士官』として任命されたことが描かれています。

では、海軍士官とは一体どんな立場で、どのような役割を果たしていたのでしょうか。

ここでは、海軍士官の役割や階級について、わかりやすく解説します。

海軍士官とは?

海軍士官とは、指揮官として部隊をまとめ、戦略を実行に移す立場の人たちです。

海軍の組織はピラミッドのような構造になっています。

海軍階級(上から順番)
  • 士官
  • 准士官
  • 下士官

4つの階級で構成され、この中で『士官』は最上位の階級グループです。

士官は、軍全体の意思決定を担う存在でした。

つまり、士官は単なる役職ではなく『リーダーとして象徴的な存在』でもあったのです。

戦況に応じて臨機応変に判断することが求められました。

知識や責任感、そしてリーダーシップが必要不可欠でした。

海軍士官の階級と役割

海軍士官には、明確な階級の区分があります。

この区分は、上から『将官』『佐官』『尉官』の3つに大きく分けられました。

さらに、その中で細かな階級があります。

以下にわかりやすく表でまとめました。

分類階級名主な役割
将官海軍大将/中将/少将艦隊全体の司令官
佐官海軍大佐/中佐/少佐艦長や中規模部隊の責任者
尉官海軍大尉/中尉/少尉小規模部隊や艦内でのリーダー

このように、階級が上がるほど指揮できる範囲や責任が大きくなります。

千尋が就いたのは一番下の『海軍少尉(しょうい)』という階級でした。

海軍少尉とは?

海軍予備学生として訓練を終えた人は、基本的に全員この階級からスタートするように決められていました。

『少尉』は、士官の中では最下位の階級です。

しかし、それでも一般の兵や下士官たちよりも上の立場になります。

つまり、訓練が終わった直後でも、いきなり指揮官として現場に立つことになりました。

実際、『あんぱん』でも、千尋は予備学生から海軍少尉に。

そして、そのまま任務につくことになりました。

まだ若くても、責任ある立場に立たされるのが、当時の現実だったのです。

まとめ

  • 海軍予備学生は、長期化する戦争のために急きょ設けられた制度
  • 学生たちは短期間の訓練を経て、士官として実戦へ
  • 海軍士官は、軍の中で部隊をまとめるリーダー
  • 千尋もその一人として、海軍少尉となった

海軍予備学生とは、短期間で訓練を受けて、すぐに海軍士官に任官する学生制度のことです。

この制度は、戦争の長期化によって海軍の人手が足りなくなったために作られました。

大学や高等専門学校に通う学生が志願し、厳しい試験と訓練を経て士官となります。

『あんぱん』では、千尋が海軍予備学生となり、海兵団で訓練を受けたこと。

対潜学校で専門教育を受けたことが描かれていました。

千尋は海軍少尉となり、すぐに実践の現場へと配属される即戦力を求められていたのです。

ここまで読んでいただきありがとうございました。

【関連記事】

スポンサーリンク
スポンサーリンク
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次