『ばけばけ』にヘブンの教え子の一人、小谷春夫(こたにはるお)が登場します。
この小谷には、実在のモデルがいる可能性が高いことが分かりました。
さらに、物語では小谷がトキに恋をする場面も描かれています。
二人の恋が史実に基づいているのかも気になるところです。
そしてもう一つ気になるのが、小谷が今後どんな人生を歩むのかという点です。
この記事では、
- 小谷の実在モデル
- 小谷とトキの恋の行方
- 小谷のその後
この3点を、わかりやすくまとめて解説します。
ばけばけ小谷のモデルは誰?

ばけばけ小谷のモデルは、大谷正信(おおたにまさのぶ)さんである可能性が高いです。
小谷のモデルについて、現時点で公式の発表はありません。
しかし、小谷と大谷正信さんには複数の共通点があります。
この共通点から、モデルが大谷正信さんと推測できます。
ここでは、大谷正信さんのプロフィールとモデル候補と考えられる理由を解説します。
大谷正信とは?
大谷正信さんは、明治から昭和初期にかけて活躍した英文学者です。
俳句の世界では『大谷繞石(じょうせき)』としても知られています。
1875年、島根県松江の裕福な酒造業の家に生まれました。
子どもの頃から勉強熱心で、成績も優秀だったそうです。
中学校では、小泉八雲さんから英語を学びました。
この出会いが、大谷正信さんの人生を大きく動かします。
高校を卒業すると、帝国大学(現在の東京大学)英文学科へ進学。
そこで、小泉八雲さんと再会しました。
大学卒業後は、教育の道に進みます。
その後ロンドン大学に留学し、さらに英文学の知識を深めました。
帰国後は教育に携わりながら、小泉八雲さんの著作の翻訳にも力を注ぎました。
大谷正信さんは、小泉八雲さんをとても尊敬していました。
また、小泉八雲さんも大谷さんを強く信頼していたといわれています。
二人の関係性は、互いに深く信頼する関係だったと考えられます。
モデルが大谷正信と考えられる理由
小谷のモデルが大谷正信さんと考えられる理由は3つです。
- 名字が似ている
- 性格が重なる
- 小泉八雲さん(ヘブン)との関係性
この3点から、小谷のモデルは大谷正信さんである可能性が高いと判断しました。
ここから、それぞれの理由を順番に解説します。
名字が似ている
小谷のモデルが大谷正信さんだと考えられる理由の一つは、名字の類似です。
小谷と大谷正信さんは、名字の形がとてもよく似ています。
『小』と『大』という対になる漢字が使われ、『谷』も共通しています。
朝ドラでは、モデルの名前からキャラクター名をつくるケースがあります。
そのため、小谷という名字も、大谷正信さんを参考に考えられた可能性があります。
名字の構造が近いことから、小谷のモデルが大谷正信さんだと推測できました。
性格が重なる
性格が重なる点も、モデル候補と考えられる理由のひとつです。
ドラマの小谷は『まっすぐで不器用な青年』として描かれています。
実際の大谷正信さんも、『真面目で落ち着いた人物』だったと言われています。
どちらも、誠実で努力をするタイプでした。
性格の方向性が近いため、物語づくりの参考にされた可能性があります。
小泉八雲さん(ヘブン)との関係性
小谷と大谷正信さんは、小泉八雲さん(ヘブン)との関係性も似ています。
ドラマの小谷は、ヘブンが松江に来て最初の生徒の一人として描かれました。
授業だけでなく、ヘブンの家に出入りするほど親しい存在でした。
史実でも、大谷正信さんは小泉八雲さんのことを深く尊敬していました。
小泉八雲さんも、大谷正信さんを特別な生徒として支えています。
互いに大きな影響を与え合ったことが、記録に残っています。
師弟関係の近さと信頼の深さが重なるため、、モデルの可能性が高いと考えられます。
ばけばけ小谷はその後どうなる?

『ばけばけ』の小谷は、ヘブンの作品作りを支える立場になる可能性が高いです。
現時点で公式情報は出ていません。
そこで、史実の大谷正信さんを参考に小谷のその後を予想してみました。
大学へ進学
小谷がヘブンのいる大学へ進学する可能性があります。
モデルとされる大谷正信さんも、高校卒業後に帝国大学(現在の東京大学)へ進みました。
英文学を学び、そこで小泉八雲さんと再会しています。
この再会は、大谷さんの人生を大きく動かす転機でした。
同じ流れを考えると、小谷も大学でヘブンと再会する展開が描かれるかもしれません。
ヘブンから援助を受ける
小谷がヘブンから学費の援助を受ける展開も考えられます。
史実では、大谷正信さんは学費が払えずに苦しんでいました。
実家の商売が失敗し、生活も一気に厳しくなったためです。
それでも、大谷正信さんは学問を続ける道を選びました。
その姿勢を知った小泉八雲さんは、大谷正信さんを支えました。
毎月『資料を集めて翻訳すること』を条件に、学費の援助をしたのです。
この支援のおかげで、大谷正信さんは大学を卒業できました。
史実をもとにすると、ドラマでも小谷がヘブンの仕事を手伝う未来が想像できます。
小谷が再登場し、研究や資料作りに関わる展開も十分ありえます。
新しい情報が公開され次第、こちらの記事に追記します。
ばけばけ小谷とトキの恋の行方を史実から解説

『ばけばけ』では、小谷とトキの恋は実りません。
小谷はトキに淡い想いを抱きますが、気持ちは届きませんでした。
二人はデートに出かけます。
しかし、怪談好きのトキとは話が合わず、小谷は身を引くことを選びます。
この恋のエピソードは、史実には見当たりませんでした。
トキのモデルである小泉セツさんが、生徒と恋愛した記録も確認されていません。
そのため、この恋はドラマオリジナルの可能性が高いです。
物語で、トキとヘブンの距離を縮めるための恋の導線として描かれたと考えられます。
劇中では、ヘブンがトキと小谷のデートを気にする描写があります。
この点からも、小谷の片思いは、二人の関係を動かすきっかけになったと読み取れます。
Q&A

まとめ
『ばけばけ』の小谷は、大谷正信さんがモデルの可能性が高い人物です。
名字や性格、小泉八雲さんとの関係が一致しているためです。
一方で、小谷とトキの恋は史実にない描写で、ドラマのためのフィクションと考えられます。
そのため、物語を動かすためのフィクションであると考えられます。
史実をもとにすると、小谷は将来ヘブンの研究や資料作りを支える可能性があります。
ドラマならではの展開がどこまで史実に寄り添うのか。
小谷がどんな成長を見せるのか。
今後の小谷の動向も注目ポイントとなりそうです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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