あんぱん高知女子師範学校のモデルは?小松暢の史実との違い

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あんぱん高知女子師範学校モデル
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朝ドラ『あんぱん』で、のぶの母校として登場する『高知女子師範学校』。

気になって調べてみたところ、この学校は実在していたことが分かりました。

ただし、モデルとなった小松暢さんが通っていたのは別の学校。

しかも、のぶのように教師を目指していたわけでもなかったそうです。

今回は、高知女子師範学校のモデルはどこなのか

そして、小松暢さんの史実との違いについて、まとめてみました。

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目次

あんぱん高知女子師範学校のモデルは?

学校

あんぱんで、のぶが通うことになった『高知女子師範学校』。

では、この学校にモデルはあるのでしょうか。

高知女子師範学校は、高知県女子師範学校がモデルだと考えられます。

でも、そもそも女子師範学校ってどんな学校だったのでしょう?
気になりますね。

女子師範学校とは?

  • 主に小学校の女性教員を育てる専門学校
  • 当時の女性にとって安定した職業を目指す場所
  • 条件付きで学費は無料

女子師範学校は、主に小学校の女性教諭を育てるための専門学校のこと。

今でいう教育系の専門学校や、教員養成課程にあたります。

当時、女性が社会で働く機会がまだ限られていた時代。

その中で、教師は知的で安定した職業として人気がありました。

しかも、条件付きですが学費が無料だったそうです。

好条件のため、優秀な学生が多く志願する学校でした。

そのぶん、入学は狭き門

入学することは、とても難しかったそうです。

小学校の体育教師になりたいという夢を持った、のぶ。

夢を叶えるため、猛勉強の末に高知女子師範学校に合格しました。

高知県女子師範学校について

モデルとされる高知県女子師範学校は、明治11年に創立されました。

女性教師を育てる目的の教育機関として始まります。

のちに、現在の高知大学教育学部の前身校となります。

入学資格は?
  • 年齢:14~25歳まで
  • 学歴:高等小学校または高等女学校卒業

入学資格などは、時代によって多少異なります。

基本的には、入学できる年齢は14~25歳くらいまで。

そして、高等小学校または高等女学校を卒業した女子に受験資格があります。

卒業までの年数は、出身校によって異なりました。

  • 高等小学校出身:5年制。
  • 高等女学校出身:2年制。

のぶは、高等女学校出身なので2年制ですね。

当時は、女性が就ける職業は限られていた時代でした。

たとえば、看護師やタイピストなどが主な選択肢。

その中で、教師は女性が活躍できる貴重な職業でした。

名前は変わりましたが、今も未来の教師を育てる場所として残っています。

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あんぱんと小松暢の史実との違い

部屋と本棚

『あんぱん』で、主人公のぶのモデルとなった小松暢さん。

小松暢さんの史実から、のぶの設定といくつかの違いがあることが分かりました。

ドラマと大きく異なる点が3つあります。

史実との大きな違い
  • 出身地
  • 進学先
  • 職業

ドラマで高知県の方言がたくさん出ていたので、出身地が違うなんてビックリです!

出身地

まず、大きな違いの一つは『出身地』です。

ドラマで、のぶは生まれも育ちも高知県でした。

しかし、小松暢さんの出身地は大阪府。

史実では、高知県の学校に通っていたという情報もありません。

学生時代の小松暢さんと高知県の繋がりが見つかりませんでした。

やなせたかしさんと出会ったのも、大人になってからです。

ドラマでは、のぶの台詞にたくさん高知の方言が使われているので、出身地が違うなんて驚きです。
もし、史実通りだったら、のぶは関西弁だったのですね。

進学先

次に、大きな違いは『進学先』です。

史実によると、小松暢さんが通っていたのは大阪府立阿部野高等女学校。

現在の大阪府立阿部野高等学校です。

ドラマでは、のぶは高知女子師範学校に入学しました。

しかし、実際の小松暢さんは女子師範学校には通っていません

高知ではなく、大阪で学生生活を送っていたんですね!
進学先が違うとなると、就職先も異なりそうですね。

職業

史実によると、小松暢さんが教師を目指していたという記録はありません。

卒業後は上京し、東京で働いていたようです。

しかし、どんな職業に就いていたのかは記録が残っていません。

当時、女性に人気だった職業といえば、タイピストや電話交換手など。

もしかすると、小松暢さんもそうした職を目指して上京したのかもしれません。

とはいえ、小松暢さんが教師になりたかった夢を語っていた可能性も考えられます。

『あんぱん』を制作する過程で、周囲の証言をもとに描かれたのかもしれませんね。

のぶは教師という夢がありましたが、小松暢さんはどんな夢を持っていたのでしょうか。

なぜ史実と違うのか

では、なぜ史実と異なるフィクションが加えられたのでしょう。

おそらく、物語をより魅力的に描くためだと考えられます。

今回、史実と大きく異なる点は3つ。

  • 嵩との出会い
  • 将来の夢が教師
  • 女子師範学校への進学

史実と比べると、ドラマの設定とかなり異なっていることが分かります。

小松暢さんが生まれ育ったのは、大阪。

やなせたかしさんと出会ったのは、大人になってからです。

そして、小松暢さんは教師を目指していませんでした。

のぶが教師を目指す設定は、当時の女性達の姿をより明確に。

そして、リアルに描くために加えられたのかもしれません。

そうした背景を描くことで、物語がより印象深く感じられるよう工夫されていると思いました。

まとめ

  • 高知女子師範学校のモデルは高知県女子師範学校
  • 現在の高知大学教育学部の前身校
  • 史実とは大きな違いは、出身地・進学先・職業など

『あんぱん』に登場する高知県女子師範学校には、実在のモデルがあります。

モデルは、高知県女子師範学校。

明治時代に創立され、女性教師を育てるための学校でした。

しかし、小松暢さんは高知県女子師範学校に進学していません。

実は、高知ではなく大阪出身の小松暢さん。

進学先は、大阪にある『大阪府立阿部野高等女学校』でした。

小松暢さんは、教師を目指していたわけでもありません。

ドラマと史実には、大きな3つの違いがあります。

出身地・進学先・職業の3つです。

史実と異なる設定にしたのは、当時の女性の生き方や夢。

それをリアルに描くための演出だった可能性が考えられます。

もしかしたら、今後も史実と異なる点がでてくるかもしれませんね。

史実とドラマの違いにも注目ポイントになりそうです。

ここまで読んでいただきありがとうございました。

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