『どんど晴れ』で、柾樹の実家『加賀美屋』は老舗旅館として登場しました。
盛岡一の名旅館として描かれ、物語の中でも重要な舞台となっています。
では、加賀美屋(旅館)に実在するモデル旅館はあるのでしょうか。
さらに、撮影に使われたロケ地も気になります。
この記事では、
- 加賀美屋(旅館)のモデル
- 加賀美屋のロケ地
この2つをわかりやすく紹介します。
【どんど晴れ】加賀美屋(旅館)のモデルは?

『どんど晴れ』の加賀美屋(旅館)は実在しない旅館です。
ただし、モデルとして参考にされた場所がいくつかあります。
参考になったと考えられるのは次の3か所です。
- 大清水多賀本店
- 三島屋旅館
- 南昌荘
大清水多賀本店
大清水多賀本店は、岩手県を代表する老舗料亭でした。
残念ながら、2025年現在すでに閉店しています。
明治5年に創業し、140年以上の歴史を持つ名店でした。
結婚式や宴会など、多くの市民に親しまれてきた場所です。
美しい庭園も有名で、市の保護庭園に指定されるほど高く評価されていました。
しかし、不況などの影響で2013年7月末に閉店。
141年続いた長い歴史に幕を下ろしました。
現在は、跡地にマンションや住宅が建ち並んでいます。
三島屋旅館
三島屋旅館は、岩手県盛岡市にあった老舗旅館です。
『どんど晴れ』の加賀美屋のモデルの一つといわれています。
ドラマの中で柾樹が「宮沢賢治も宿泊した」と語る場面があります。
実際に、宮沢賢治さんは明治42年ごろに三島屋旅館へ泊っています。
中学受験のために滞在したという記録が残っていました。
史実とドラマの内容が重なるため、三島屋旅館は加賀美屋のモデルと考えられます。
現在は跡地に『三島内科医院』が建っています。
ここの医師の祖父が、かつて三島屋旅館を経営していたそうです。
南昌荘
南昌荘は、明治18年に建てられた盛岡市の歴史ある建物です。
『どんど晴れ』では、カツノの部屋のモデルとなった場所として知られています。
建物の趣はもちろん、美しい庭園も高く評価されています。
2015年には、庭園が国登録記念物に指定されました。
2025年現在も一般公開されており、見学が可能です。
落ち着いた雰囲気の中で、明治の建築をじっくり楽しめます。
- 住所:岩手県盛岡市清水町13-46
- 定休日:月・火曜、年末年始
- 夏季営業時間(4/1~11/30):10:00〜17:00
- 冬季営業時間(12/1~3/31):10:00〜16:00
- 入場料:大人400円/小中学生200円
- アクセス:盛岡駅東口から徒歩約20分
- 駐車場:あり(建物前に10台分)
- 電話番号:019-604-6633
- ※10名以上で団体割引あり
【どんど晴れ】加賀美屋(旅館)のロケ地を紹介

加賀美屋(旅館)のロケ地は、東京都にある『蕉雨園(しょううえん)』です。
もともとは、政治家の田中光顕さんが明治30年に建てた邸宅でした。
およそ6000坪の広い敷地に、美しい庭園が広がっています。
その立派な造りから、ドラマや映画のロケ地としてもよく使われています。
しかし、現在は一般公開されていません。
昭和2年、講談社の初代社長である『野間清治さん』が買い取りました。
今は、講談社が所有する建物となっています。
中に入ることはできませんが、外からなら見ることが可能です。
特に、立派な門構えは外観だけでも見ごたえがあります。
東京都文京区関口2-11-17
Q&A

まとめ
『どんど晴れ』に登場する加賀美屋(旅館)は、実在しない架空の旅館です。
ただし、モデルになったといわれる場所がいくつかあります。
盛岡市の『大清水多賀本店』『三島屋旅館』、そして『南昌荘』がその代表です。
どれも歴史ある建物で、加賀美屋の格式や雰囲気を感じさせます。
2025年現在、見学できるのは『南昌荘』のみです。
残りの2つは、残念ながらすでに閉店しています。
ロケ地として撮影に使われたのは、東京都にある『蕉雨園(しょううえん)』です。
広い庭園を持つ立派な邸宅で、物語の世界をリアルに再現しています。
他のドラマや映画でも人気のロケ地として知られています。
ただし、現在は一般公開されていないことがわかりました。
加賀美屋のモデルやロケ地になった場所は、どこも歴史と格式を感じますね。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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