【あんぱん】海軍少尉の階級を解説!千尋のモデルも海軍だった?

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あんぱん海軍少尉階級
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朝ドラ『あんぱん』で、千尋が海軍に所属したことが明らかになりました。

そして、千尋の階級が『海軍少尉(かいぐんしょうい)』であることもわかりました。

では、海軍少尉とはどのような立場だったのでしょうか。

また、千尋のモデルとされる『柳瀬千尋さん』も本当に海軍に所属していたのでしょうか。

今回は、海軍少尉という階級についてやモデルになった柳瀬千尋さんについて解説します。

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目次

【あんぱん】海軍少尉の階級を解説!

船

当時、海軍少尉は士官の中で最も下の階級でした。

しかし、一般兵とはまったく異なる重要な役割を持っていました。

『あんぱん』第11週で、千尋が海軍に入隊したことが描かれました。

千尋の階級は『海軍少尉(かいぐんしょうい)』。

これは『尉官(いかん)』という士官の一種。

軍艦内のまとめ役をサポートする立場でした。

海軍少尉とは?

海軍には、さまざまな階級がありました。

『尉官』は、士官の中でも一番下のグループ。

その中でも、海軍少尉は一番下の階級です。

尉官の階級(上から順)
  • 海軍大尉(たいい)
  • 海軍中尉(ちゅうい)
  • 海軍少尉(しょうい)

海軍少尉は『現場で実務を担当する新人リーダー』のような立場。

訓練を受けたうえで、任務にあたる責任あるポジションでした。

千尋が海軍少尉になれた理由

作中、千尋は『幹部候補生』の試験を受けた描写はありませんでした。

代わりに、『海軍予備学生』として入隊したことが明かされています。

これは、大学卒業後に志願して士官になるための制度でした。

たかしのように幹部候補生の試験を受けなくても、最終的に少尉として任官する仕組みです。

しかし、すぐに少尉になれるわけではありません。

千尋は、まず『海兵団』に入りました。

そこで、基礎訓練や教育を受けたと考えられます。

その後、千尋は『対潜学校』に入ったと語っています。

専門の学びを経て、正式に海軍少尉となりました。

海軍の階級まとめ

当時の日本海軍では、以下のように4つの大きなグループに分かれていました。

軍隊の階級(上から順)
  • 士官(しかん):指揮官クラス
  • 准士官(じゅんしかん):士官と下士官の中間
  • 下士官(かしかん):中間リーダー
  • (へい):一般兵

さらに、これらは細かく分類されています。

分類階級
士官(将官)海軍大将・中将・少将上級指揮官
士官(佐官)海軍大佐・中佐・少佐中級指揮官
士官(尉官)海軍大尉・中尉・少尉(千尋)若手指揮官
准士官兵曹長経験豊富な中間管理職
下士官上等兵曹・一等兵曹・二等兵曹一般リーダー
水兵長・上等水兵・一等水兵・二等水兵一般兵士

この表からもわかる通り、千尋の階級は士官の中ではスタート地点

しかし、兵から見るとかなり上の立場にあたります。

作中の台詞から、千尋の友人たちも予備学生になっていた可能性が考えられます。

もしかしたら、千尋と一緒に予備学生となった友人もいたかもしれませんね。

【あんぱん】千尋のモデルも海軍だった?

疑問

『あんぱん』で、千尋のモデルといわれているのが『柳瀬千尋さん』です。

実際に、柳瀬千尋さんも海軍に入隊していたことが記録に残っています。

入隊時期はいつ?

柳瀬千尋さんの正確な入隊日まではわかっていません。

しかし、1943年9月以降に入隊した可能性が高いと考えられます。

当時、柳瀬千尋さんは京都帝国大学法学部(現在の京都大学法学部)に在学中でした。

本来、1944年3月に大学を卒業する予定でした。

しかし、戦況の悪化により、卒業の時期が半年繰り上がることに

そのため、柳瀬千尋さんは1943年9月に大学を卒業しました。

そして、その後海軍へ志願したと考えられています。

『あんぱん』の描写は史実が元?

『あんぱん』では、千尋が「卒業時期が早まった」と伝えるシーンがありました。

この設定は、柳瀬千尋さんの実体験がもとになっている可能性が高いです。

柳瀬千尋さんは、志願して海軍に入隊しました。

そして、出発前に兄のやなせたかしさんに会って、こう伝えたそうです。

兄貴は生きて絵を描いてくれ。

この言葉から、やなせたかしさんへの深い愛情や願いが伝わってきますね。

『あんぱん』の中でも、千尋がたかしの絵や芸術に対する想いの描写が多く描かれていました。

おそらく、柳瀬千尋さんも兄の才能を信じ、誇りに思っていたのかもしれません。

まとめ

  • 海軍少尉は、士官の中で最も若手の立場
  • 千尋は海軍予備学生として入隊し、訓練後に士官として任官
  • 実在のモデル『柳瀬千尋さん』も海軍に所属していた
  • ドラマの設定は、史実をもとにしている可能性が高い

『あんぱん』で、千尋が海軍少尉になったことがわかりました。

海軍少尉は、『士官』の中では一番下の階級でした。

それでも、一般の兵士とは違い、部下に命令を出す側になります。

千尋は、海軍予備学生として海軍に入ったと考えられます。

この制度は、大学を出た人が将来のリーダーとして育てられる仕組みでした。

千尋は『海兵団』での訓練を終え、『対潜学校』という専門の学校へ進みます。

その後、海軍少尉となりました。

海軍少尉は、知識と覚悟を持った人がなる階級だったと考えられます。

そして『あんぱん』の千尋のモデルと言われているのが『柳瀬千尋さん』です。

柳瀬千尋さんも、実際に大学を卒業後、海軍に入隊しました。

当時は、戦況が悪化していた時代。

その影響で、大学を卒業する時期が半年も早まりました。

柳瀬千尋さんは、自分から海軍に志願したそうです。

そして、出発前に兄『やなせたかしさん』に「生きて絵を描いて欲しい」と伝えました。

この言葉は『あんぱん』で描かれている、千尋の人柄や兄への思いと重なりますね。

ここまで読んでいただきありがとうございました。

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