あんぱん第3週で、嵩が新聞社の漫画大賞に応募しました。
嵩は入選し、10円の為替証書を受け取ります。
では、10円は現在に置き換えるといくら位の価値なのでしょうか。
また、嵩が入賞したことは実話なのかも気になります。
今回は、10円の価値や入賞や賞金が実話なのか調査しました。
あんぱん10円はいくら?

あんぱん第3週で、嵩は10円の為替証書を受け取りました。
では、昭和初期の10円は現在のいくらなのでしょう。
10円は約2~4万円ほどの価値があった可能性が考えられます。
当時の10円の価値を算出するには、様々な計算方法があります。
算出方法によって、10円の価値が異なった値で出てきました。
ここでは、まず小学校教諭の初任給を参考に算出したいと思います。
あんぱん第3週の時代設定は、1935年。
和暦では昭和10年頃と、昭和初期の設定でした。
まず、昭和10年と現在の小学校教諭の初任給はこちら。
年代 | 初任給 |
---|---|
昭和10年 | 約40円~55円 |
令和3年 | 約20万 |
昭和10年の小学校教諭の初任給は、約40円~55円だったそう。
嵩の賞金10円の約5分の1程度です。
つまり、昭和10年の10円の価値は令和3年の初任給の5分の1程度だと推測。
令和3年の初任給が約20万。
その5分の1を計算すると・・・。
現在の約4万円位の価値が昭和10年の10円にあった可能性が考えられました。
しかし、異なる算出方法では10円が現在の約2万円に値するという結果も。

いずれにしても、当時の10円は高額だったことになりますね!
ちなみに、当時の物価はどうだったのでしょうか。
昭和10年前後の物の値段について調べてみました。
品目 | 値段 |
---|---|
あんぱん | 約5銭 |
ノート | 約5銭 |
バナナ | 約10銭 |
牛乳 | 約10銭 |
そば | 約10銭 |
1銭は、1円よりも値段がしたの貨幣です。
1銭が100枚で1円になりました。
当時の物価から考えても、10円はとても価値がありますね。



嵩が賞金10円を何に使うのか、賞金の使い道が気になります!
あんぱん10円の賞金や入賞は実話なのか


あんぱん第3週で、嵩は高知新報の漫画大賞で入賞。
そして、10円の賞金を獲得しました。
このエピソードは、実話だったのでしょうか。
漫画で入賞したことや賞金を貰ったことは実話だと判明しました。
あんぱんの嵩のモデルは、やなせたかしさんです。
やなせたかしさんの史実を調べてみました。
すると、漫画コンクールで1等になったことがあると判明しました。
当時中学だった、やなせたかしさん。
友人の姉の結婚相手が漫画家の横山隆一さんだったそう。



横山隆一さんは、四コマ漫画『フクちゃん』で有名な方です。
横山隆一さんの漫画を見て、自分でも漫画を描いてみる気持ちに。
漫画を雑誌の漫画投稿コーナーに送るようになったそうです。
送った漫画は、なんと入選。
入選したのは、一度ではなく何度もありました。
そして、やなせたかしが中学3年生の時。
新聞の漫画コンルークに応募してみることに。
すると、漫画コンクールで1等になり賞金10円を獲得しました。
中学生のやなせたかしさんにとって、賞金10円は大金だったそう。
弟の千尋さんに3円をお小遣いとして渡したと史実にありました。
3円というと、現在の約6000円くらいの価値でしょうか。
千尋さんにとっても、高額なお小遣いだったかもしれませんね。
まとめ
- 10円は、現在の約2~4万円位の価値の可能性
- 漫画で入選したのは実話
- 賞金10円を獲得したのも実話
あんぱん第3週で、嵩は漫画が好きな男に成長していました。
そんな嵩に千尋は漫画を応募してみることを提案。
強引に進められるかたちで、嵩は漫画を応募しました。
すると、嵩は見事入選。
賞金10円の為替証書を手に入れました。
あんぱんでは、千尋に勧められて応募した嵩。
史実では、やなせたかしさんが自ら応募を決めたようです。
ちなみに、あんぱんで嵩はまだ進路に悩んでいました。
やなせたかしさんは、漫画家や挿絵家などになりたいと考えていたそう。
絵に携わる勉強がしたいと思っていたことが史実で明らかになってます。
この部分は、史実とあんぱんの物語で少し違いがあるようですね。
あんぱんの嵩は、いつ絵の勉強がしたいと思うのか。
いつから漫画家を目指すようになるのか。
今後、嵩の心境の変化に注目ですね。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
【関連記事】




コメント