【あんぱん】チリンの鈴のあらすじと結末!リンと岩男の元ネタ?

記事内に商品プロモーションを含む場合があります。
あんぱんチリンの鈴あらすじ
スポンサーリンク

『あんぱん』第58話で、リンが岩男を狙った展開が描かれました。

このシーンは、やなせたかしさんの絵本『チリンの鈴』が元ネタではないかと話題に。

『チリンの鈴』は、復讐と別れを描いた悲しい物語です。

リンと岩男の関係にも、多くの共通点が見つかっています。

今回は『チリンの鈴』のあらすじと結末、リンと岩男の関係の共通点を解説します。

スポンサーリンク
目次

【あんぱん】チリンの鈴のあらすじと結末!

子羊

『あんぱん』第58話では、リンが岩男を狙うという衝撃的な展開が描かれました。

このシーンは、やなせたかしさんの絵本『チリンの鈴』が元になっているという声があります。

では、『チリンの鈴』とは、どんな物語なのでしょうか。

ここでは、あらすじとアニメ版と絵本版それぞれの結末をわかりやすくご紹介します。

あらすじ

大自然に囲まれた牧場で、1匹の子羊が生まれました。

名前は『チリン』。

金の鈴を首につけているのが特徴です。

チリンは母羊の愛情に包まれ、仲間たちと楽しく暮らしていました。

ところが秋の夜、牧場にオオカミの『ウォー』が襲来。

母羊は、チリンをかばって命を落とします。

悲しみにくれたチリンは復讐を誓い、ウォーの住む険しい岩山へ向かいました。

最初は、全くウォーに相手にされなかったチリン。

諦めずに弟子入りを志願し続けます。

ついに、その覚悟が認められ、ウォーから生きるための厳しい戦いを学ぶことになります。

3年が過ぎ、チリンは恐ろしい姿へ成長。

その姿は、羊ともオオカミとも違う存在となりました。

やがて、チリンとウォーは『ならず者』として、恐れられるようになります。

アニメ版の結末

やがて、ウォーはチリンに「牧場を襲おう」と持ちかけます。

チリンは、動揺を見せずに受け入れ、先に牧場へ向かいます。

そこで目にしたのは、母羊が子羊を守る姿。

その光景は、かつて自分をかばって亡くなった母の姿そのものでした。

チリンは、心をかき乱され、羊たちを襲うことができません。

その様子を見たウォーは、自ら羊小屋へ向かおうとします。

しかし、チリンがその前に立ちはだかりました。

復讐心を思い出したチリンは「自分は羊だ!」と叫びながら突進。

ウォーに致命傷を与えます。

ウォーは「いつかこうなるとわかっていた」と語りました。

そして「自分を倒したのがチリンでよかった」と微笑みながら、亡くなりました。

復讐を果たしたチリンでしたが、牧場の羊たちはその恐ろしい姿を見て誰も気づいてくれません。

鈴の音は昔のままでも、もはやチリンは仲間と呼ばれる存在ではなかったのです。

傷ついたチリンは、ひとり岩山へと帰っていきます。

大切な存在を自らの手で失い、居場所も仲間も失ったチリン。

チリンは、風の中でウォーの名を叫び続けました。

その後、チリンの姿を見た者はいません。

ただ、吹雪の夜には、チリンの鈴の音が風にまじって聞こえてくると語り継がれています。

絵本版の結末

嵐の夜、チリンとウォーは、羊の牧場を襲うために動き出します。

チリンは「先に自分が行き、犬を倒す」とウォーに伝えました。

そして「犬の鳴き声が聞こえたら来てほしい」と言い残して、ひとりで牧場へ向かいます。

しばらくして、羊小屋から犬の鳴き声が響きました。

それを合図に、ウォーはチリンのもとへ向かいます。

そのとき、草むらから突然チリンが姿を現します。

その様子で、ウォーはチリンに裏切られたことを悟りました。

チリンは、ウォーが母の命を奪った仇であることを告げます。

そして、チリンは自分の角をウォーの胸に・・・。

ウォーは静かに語ります。

「いつかこうなるとわかっていた、お前にやられてよかった、俺は喜んでいる」。

そう言い残して、ウォーは息を引き取りました。

ウォーの死後、チリンは気づきます。

ウォーは敵でありながら、自分にとって先生であり、父のような存在だったのです。

けれども、もうチリンは羊の仲間に戻れません。

居場所も、やすらぎも、何もかも失ってしまったのです。

それからというもの、激しい嵐の夜になると、どこからか鈴の音が聞こえるようになりました。

子羊がその音についてたずねると、母羊はこう言います。

「あれはチリンの鈴の音。泣く子がいるとやってくるのよ」。

けれど、その姿を見た者は誰もいません。

絵本版は、チリンはずっとウォーに対して復讐心を持っていました。
そして、アニメ版と異なり、ウォーが亡くなった後にウォーが大切な存在になっていたことに気付きます。

【あんぱん】チリンの鈴はリンと岩男の元ネタ?

絵本のある部屋

『チリンの鈴』は、『あんぱん』に登場するリンと岩男の元ネタの可能性が高いです。

『あんぱん』に登場するリンと岩男。

その関係は、やなせたかしさんの絵本『チリンの鈴』にとてもよく似ています。

公式では明言されていませんが、『チリンの鈴』が元ネタである可能性は高いです。

まず、2つの物語には次のような共通点があります。

  • 仇に近づいて信頼を得る
  • 時間とともに情が芽生える
  • 最後に復讐を果たす
  • 倒される側も納得して死を受け入れる

『チリンの鈴』では、母を殺されたチリンが、仇であるウォーに弟子入り。

長い修行の末、力をつけたチリンは、ついに復讐を果たします。

しかし、ウォーを倒したあと、彼の存在が父親のように大切だったことに気づきます。

『あんぱん』でも、リンは自分の正体を隠し、岩男に近づきました。

そして信頼を得ながら、心の中では仇を討つ日を待っていました。

ついに復讐を遂げたとき、岩男もまたリンの思いを受け入れ、「よくやった」と語ります。

このように、ストーリー展開や感情の動きが驚くほど似ているのです。

また、どちらの物語も、ただの復讐劇ではありません。

敵だった相手が、大切な存在へと変わっていく。

そんな深いテーマを描いている点でも、2つの物語はよく似ています。

このような共通点から、『あんぱん』のリンと岩男の関係は『チリンの鈴』の影響があると考えられます。

アニメ映画『チリンの鈴』が、2025年6月25日(水)午前0時からEテレで放送されるそうです!

まとめ

  • 『チリンの鈴』は『あんぱん』のリンと岩男の元ネタの可能性が高い
  • チリンとリンはどちらも「仇に近づく」という共通点がある
  • 一緒に過ごすうちに、敵を大切な存在だと感じるようになる
  • 最後は復讐を果たすが、相手はその運命を受け入れている
  • 物語の深いテーマや結末の描き方も共通している
  • 公式には明言されていないが、元ネタの可能性は高い

『チリンの鈴』は、アニメ『あんぱん』に登場するリンと岩男の元ネタである可能性が高いです。

物語の中で、リンは岩男に近づき、最後には復讐を果たしました。

この展開は、『チリンの鈴』に出てくるチリンとウォーの関係とよく似ています。

どちらの物語も『仇に近づき、やがてその相手を大切に思うようになる』という流れがあります。

そして、復讐される側もその運命を受け入れ「よくやった」と最後に相手を認めて終わりました。

公式に『チリンの鈴』が元ネタと発表されたわけではありません。

しかし、ふたつの物語には、多くの共通点があります。

そのため、『あんぱん』のリンと岩男のエピソードには、『チリンの鈴』の影響が強くあると考えられます。

ここまで読んでいただきありがとうございました。

【関連記事】

スポンサーリンク
スポンサーリンク
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次