【ばけばけ】水飴を買う女のあらすじ!子どもはその後どうなった?

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ばけばけ水飴を買う女
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朝ドラ『ばけばけ』では、『水飴を買う女』という怪談が描かれました。

この怪談は、母の愛を描いた物語ではないかと考えられます。

作中では、大雄寺の住職がヘブンにこの話を語ります。

『水飴を買う女』は、日本に古くから伝わる有名な怪談のひとつです。

夜になると飴屋に一人の女が現れます。

物語は、その正体と行動の理由が明らかになることで大きく動き出します。

この物語が、どんな話なのか気になった方もいらっしゃるかもしれません。

子どもがその後どうなったのかも気になるところです。

この記事では、

  • 『水飴を買う女』のあらすじ
  • 子どもはその後どうなったのか
  • 『ばけばけ』で水飴を買う女が描かれた理由

を、わかりやすくまとめてご紹介します。

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目次

【ばけばけ】水飴を買う女のあらすじ

窓辺の本

『ばけばけ』第12週で、『水飴を買う女』という怪談が描かれます。

この物語は、亡くなった母親の幽霊が登場する怪談です。

ある夜、閉店した飴屋に若い女が現れるところから始まります。

店主が不審に思い、女のあとを追うことで展開していきます。

物語のはじまり

物語の舞台は、ある町の飴屋です。

店主が店を閉めると、一人の若い女が店を訪れます。

女は青白い顔をしており、やせ細っていました。

そして、多くを語らず、ただ一言だけ口にします。

水飴をください。

そう言って、水飴を買って帰っていきます。

この出来事は、一度きりではありませんでした。

何日も続けて、女は夜になると水飴を買いに現れます。

店主の違和感は、次第に強くなります。

女の顔色は悪く、足音や影もはっきりしません。

店主は、その女が生きている人ではないと感じるようになります。

女の正体

ある夜、女はまた水飴を買いにやってきました。

店主は、店を後にした女のあとを追います。

女は町を抜け、寺のある場所へ向かいました。

そして、本堂ではなく、墓の方へと進みます。

墓の前で、女の姿は音もなく消えてしまいました。

ここで店主は、女の正体を悟ります。

あの女は、この世の人ではなかったのだと。

店主は恐ろしくなり、自宅へと戻っていきました。

女が水飴を買った理由

次の日の夜、女は再び飴屋に現れました。

しかし、いつものように水飴は買いません。

女は、静かに店主を手招きします。

店主が友人とともに女のあとを追うと、寺の墓場へ着きました。

その瞬間、女の姿は音もなく消えてしまいます。

すると、土の下から赤ちゃんの泣き声が聞こえてきました。

店主たちは、あわてて墓を掘ります。

中には、亡くなった若い女の姿がありました。

そのすぐそばに、生きている子どもがいたのです。

子どものそばには、小さな茶碗が置かれていました。

その中には、水飴が入っていました。

生前、女のお腹には子どもがいました。

しかし、その子が生まれる前に、女は亡くなってしまったのです。

女が亡くなったあと、子どもはこの墓の中で生まれました。

その命をつなぐために、女は毎晩水飴を買いに来ていたのでした。

【ばけばけ】水飴を買う女の子どもはその後どうなった?

親子のシルエット

『水飴を買う女』の子どもは、多くの伝承で助かったとされています。

その後も生きて、成長したと語られています。

この話は『子育て幽霊』と呼ばれる怪談のひとつです。

亡くなった母親が、幽霊になっても子どもを思い続ける物語です。

『水飴を買う女』は、島根県の大雄寺に伝わる『飴を買う女』がもとになっています。

『子育て幽霊』は、全国各地に似た話が残っています。

そのため、あらすじや結末は地域によって少しずつ違います。

それでも、共通している点があります。

亡くなった母親が、幽霊になっても子どもを守り続けることです。

子どもの命が救われる結末が多い点も同じです。

子どものその後については、次のような話が語り継がれています。

  • 寺の僧に引き取られ、育てられた
  • 女の父親に育てられ、成長した
  • 大人になり、僧となって母の供養をした

どの説にも共通しているのは、子どもは無事に生き延びたとされている点です。

母親が買っていた水飴にも意味があります。

水飴は、幼い子どもでも口にしやすい食べ物です。

命をつなぐ役割を果たしたと考えられています。

水飴があったからこそ、子どもは発見されるまで生き延びたのでしょう。

【ばけばけ】水飴を買う女が描かれた理由を考察

パソコン

『水飴を買う女』が描かれたのは、母の愛を描く物語だったからではないかと考えられます。

ヘブンのモデルである小泉八雲さんは、幼い頃に母親と生き別れています。

この出来事は、小泉八雲さんの人生に深く残りました。

作品にも、大きな影響を与えたといわれています。

小泉八雲さんは、『水飴を買う女』の怪談を自身の本で紹介しています。

この話は、数ある怪談のひとつではなかったのかもしれません。

小泉八雲さんにとって、心に残る物語だった可能性があります。

『ばけばけ』では、ヘブンはこの話を聞き、涙を流していました。

それは、怪談が怖かったからではありません。

物語の内容が、自分自身の記憶と重なったのかもしれません。

あるいは、心の奥深くに静かに響いたのかもしれません。

小泉八雲さんは、この言葉で物語を締めています。

「母の愛は、死よりも強いのである。」

この言葉には、小泉八雲さん自身の心情が重なっているように感じられます。

母を思い続けた気持ちが、そこに表れているのかもしれません。

この物語は、小泉八雲さんにとって大切なものであったのでしょう。

『ばけばけ』では、その思いを視聴者に伝えたかったのではないでしょうか。

まとめ

『水飴を買う女』は、母の愛を描いた怪談です。

『ばけばけ』で描かれたのも、その思いを伝えるためだったのかもしれません。

夜ごと水飴を買いに来る女の行動は、恐怖よりも切なさを感じさせます。

やがてその理由が明らかになり、物語は怪談から母と子の物語へと変わっていきます。

墓の中で生まれた子どもは、水飴によって命をつなぎ、無事に助けられました。

多くの伝承でも、子どもは生き延び、その後も成長した存在として語られています。

この結末が『水飴を買う女』が語り継がれてきた理由のひとつなのかもしれません。

『ばけばけ』で描かれたのは、小泉八雲さんの人生と重なる物語だった可能性もあります。

母の愛は、死を越えても消えない。

その思いが、物語を通して伝えられているのでしょう。

この物語の出会いが、ヘブンとトキにどのように影響するのか。

今後の展開も楽しみです。

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