【ばけばけ】10円と20円は現在のいくら?当時の価値を解説

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ばけばけ20円いくら
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『ばけばけ』で、トキの月給として『20円』という金額が登場します。

さらに、トキが三之丞に『10円』を渡す印象的なシーンも描かれます。

この『10円』や『20円』は、当時どのくらいの価値があったのでしょう。

現在の金額に換算すると、どの程度の収入なのか気になるところです。

この記事では、

  • 1890年前後の『10円と20円』が現在のいくら相当するのか
  • 当時の物価や給料から見た10円と20円の価値

をわかりやすく解説します。

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目次

【ばけばけ】10円と20円は現在のいくら?

虫眼鏡

1890年ごろの10円は、現在の約6万〜30万円にあたります。

20円なら、およそ12万〜60万円前後に相当します。

当時の1円は、今の約6,000円〜3万円ほどの価値がありました。

幅が大きいのは、比べる基準によって金額が大きく変わるためです。

物価や給料など、基準をどこに置くかで価値は異なります。

そのため、正確に知るには複数の視点での比較が必要です。

ここからは、米価と給料の2つの基準詳しく見ていきます。

米価で見る10円と20円の価値

米価で換算すると、

  • 10円:約6万7千円
  • 20円:約13万4千円

1893年の白米10kgは、約0.665円。

現在の白米10kgは、約4,500円です。

この差から計算すると、1円=約6,700円になります。

つまり、10円は約6万7千円、20円は約13万4千円。

トキの月給20円は、今の月収13万円前後と考えられます。

教員の給料で見る10円と20円

給料を基準にすると、さらに高い価値になります。

  • 10円:約25〜30万円
  • 20円:約50〜60万円

1890年前後の小学校教諭の初任給は、約8〜9円でした。

そして、現代の教員初任給は約20〜25万円です。

この比較から、1円=約25,000〜31,000円と計算できます。

つまり、トキが三之丞に渡した10円は、今の約25〜30万円にあたります。

また、現在の大卒国家公務員の初任給は約22万5千円です。

トキは、現代でいえば1人分の月給を丸ごと差し出したことになります。

明治時代の1円には、想像以上の価値がありました。
米価で見るか、給料で見るかで金額がまったく違います。
トキの月給20円がどれほど貴重だったかがよくわかりますね。

【ばけばけ】10円と20円の当時の価値を解説

買い物する様子

1890年ごろの『10円と20円』は、家族を支えられるほどの安定した収入でした。

10円でも一人暮らしができるほどの十分な給料だったと考えられます。

では、当時の暮らしや物価はどのようなものだったのでしょうか。

明治時代の物価と暮らし

1890年ごろの暮らしを物価で見ると、次のようになります。

品名当時の価格
そば1杯約1銭
たまご1個約1.1銭
あんぱん1個約1銭
白米(1升)約9銭
英和辞典約30銭

当時は、1円あればそば約100杯、あんぱん約100個が買えました。

トキの月給20円は、そばなら約2,000杯分に相当します。

10円でも生活費をまかなえる収入でした。

明治時代としては、とても豊かな暮らしができたといえます。

そもそも、トキが働き始めたのは家に借金があったからです。
しかし、もし松野家に借金がなければ、この月給でとても豊かな暮らしができていたかもしれませんね。

トキの給料は高い?

トキの月給『20円』は、明治時代の女性としてはかなりの高収入でした。

当時の主な職業と平均月給を見てみましょう。

  • 紡績女工約5円〜8円
  • 看護師約5円〜10円
  • 警察官(巡査):約8円〜15円

さらに、『花田旅館』のウメの月給は約90銭(0.9円)でした。

当時は、女性の賃金が男性の半分以下であることが一般的です。

女性労働者の月給は3〜5円ほど。

工場や女中の仕事では、今の数万円程度しか稼げませんでした。

こうして見ると、トキの月給20円が驚くほどの高収入だったことがわかります。

Q&A

Q&Aの文字をパステルカラー

『ばけばけ』でトキがもらう20円は、今のいくら?

当時の20円は、現在の約12万〜60万円前後に相当します。

職業や物価の基準によって、価格は変わります。

しかし、女性としてはかなりの高収入でした。

トキが三之丞に渡した10円はどれくらいの金額?

10円は今の約6万〜30万円前後です。

当時の米価で見ても、生活費をまかなえるほどの大きな金額でした。

1890年ごろの1円って今のいくら?

1円は現在の約6,000円〜3万円にあたります。

比較基準(米価・給料)によって大きく差があります。

明治時代の女性の平均月給はいくらだった?

一般的な女性労働者の月給は3〜5円程度でした。

紡績女工や女中の仕事は今の数万円ほどの収入です。

トキの月給20円は高かったの?

はい、女性の平均月給の4〜6倍以上にあたります。

教員や警察官と同等、もしくはそれ以上の高収入でした。

まとめ

『ばけばけ』でトキがもらう月給20円は、当時としては高収入でした。

1890年ごろの10円は、今の約6万〜30万円。

20円なら、約12万〜60万円に相当します。

1円の価値は今の約6,000円〜3万円ほどです。

物価や給料で比べても、トキの月給は女性として高い収入でした。

当時の物価は、そば1杯が約1銭、あんぱん1個も約1銭。

1円あればそば約100杯が買えた計算になります。

つまり、トキの月給20円は家族を支えられる十分な金額でした。

10円でも生活できるほどの安定した金額です。

トキがヘブンの家で働き始めたのは、家に借金があったからでした。

もし借金がなければ、この月給で豊かな暮らしができていたかもしれませんね。

ここまで読んでいただきありがとうございました。

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