『ばけばけ』第2週で、トキは傳から清光院にランデブーに行きました。
そこで清光院にまつわる怪談を聞かされます。
その物語の名前は『松風(まつかぜ)』。
では、松風(怪談)とはどんなお話なのでしょうか。
そして、ドラマに登場した清光院のロケ地はどこなのでしょうか。
この記事では、
- 松風(怪談)のあらすじと結末
- 清光院のロケ地情報
について、わかりやすくご紹介します。
松風(怪談)のあらすじと結末!

松風(怪談)は、愛と執着が生んだ、悲しい運命の芸者物語です。
『ばけばけ』第2週で、この怪談が語られました。
松風とは、物語に登場する芸者の名前です。
彼女にまつわる悲しい伝説が、清光院と深く関わっています。
では、松風とはどんな物語なのでしょうか。
ここからは、そのあらすじと結末をご紹介します。
あらすじ
昔、松江の町に『松風(まつかぜ)』という美しい芸者がいました。
人気者だった松風に、若い侍が恋をします。
侍は何度も言い寄りますが、松風にはすでに心に決めた相手がいました。
その相手は、相撲取りの男性。
夜になると、松風は彼に会いに行きます。
ある夜、相撲取りのもとからの帰り道。
松風は、偶然その侍と出くわします。
何度も断られていた侍は怒りに燃え、松風を追いかけはじめます。
必死に逃げた松風は、知り合いの住職がいる清光院へ。
助けを求めて必死に石段を駆け上がる松風。
しかし侍の足は早く、ついに追いつかれてしまいました。
結末
若侍はついに刀を抜き、背後から松風を斬りつけます。
重症を負いながらも、松風はふらつく足で清光院の石段を登りました。
そして、境内の位牌堂へ逃げ込みます。
しかし、力尽きてその場に倒れてしまいました。
松風はその場で息を引き取ったといわれています。
松風が倒れた石段には、どれだけ拭いても消えない血の跡が残ったと伝えられています。
また、夜に『松風』の謡をうたうと、松風の幽霊が現れる。
そんな言い伝えも残っています。
今も清光院には、彼女の悲しい想いが風とともに漂っていると語り継がれています。
松風(怪談)は実話?
松風(怪談)が実話かどうかについては、明確な情報は確認できませんでした。
このお話は、松江の人々のあいだで語り継がれてきた伝承です。
そのため、確実な史料に基づいた史実とは言えません。
けれども、このお話は今も松江の町で語り継がれています。
清光院に残る悲しい恋の伝説として、人々の心に生き続けています。
清光院のロケ地はどこ?【ばけばけ】

『ばけばけ』の清光院のロケ地は、滋賀県にある安楽律院の可能性が高いです。
安楽律院は、歴史あるお寺でロケ地としてもよく使われています。
映画『るろうに剣心』や大河ドラマ『江〜姫たちの戦国〜』もここで撮影されました。
第2週で、傳とトキが清光院へランデブーに出かけます。
二人が清光院で登った石段は、安楽律院の石段とよく似ています。
映像の雰囲気も重なっており、撮影場所の候補として有力です。
また、劇中でトキが清光院の位牌堂を開けるシーンがあります。
しかし、実際の清光院の位牌堂は現在、扉を開けることができません。
そのため、撮影は安楽律院で行われた可能性が高いと考えられます。
安楽律院へのアクセス
清光院のロケ地となった可能性がある安楽律院のアクセスは、こちら。
- 住所:滋賀県大津市坂本本町4220
- 開所時間:不明
- 拝観料:無料
- アクセス:JR湖西線比叡山坂本駅から徒歩で約50分
- 駐車場:なし

安楽律院には駐車場がないようなので、車で行く方は注意が必要ですね。
清光院へのアクセス
実際の『松風(怪談)』の舞台となった清光院は、こちらです。
- 住所:島根県松江市外中原町清光院下194
- 電話番号:0852-21-2912
- 御朱印:あり
- アクセス:松江しんじ湖温泉徒歩10分
- 駐車場:あり
Q&A


まとめ
『ばけばけ』第2週で登場した松風(怪談)は、松江に伝わる悲しい恋の物語です。
芸者『松風』の想いが、実在するお寺『清光院』と重なって描かれました。
清光院は彼女が命を落とした場所と伝えられています。
ロケ地は滋賀県の安楽律院の可能性が高いです。
安楽律院では、映画や大河ドラマの撮影も行われております。
『ばけばけ』の世界観とも通じる静かな雰囲気がありますね。
『松風』は史実としての証拠は残っていません。
しかし松風の伝説は今も清光院に息づき、風とともに語り継がれています。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
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