朝ドラ『ばけばけ』では、ちょっと不思議なナレーションが登場します。
物語を見守るのは、なんと蛇と蛙のキャラクター。
この二匹の声を担当しているのは、阿佐ヶ谷姉妹です。
では、なぜ二人は蛇と蛙として登場することになったのでしょうか。
そして土曜日のナレーションを担当するのは、一体誰なのでしょうか。
この記事では、
- 阿佐ヶ谷姉妹が選ばれた理由
- なぜ蛇と蛙なのか
- 土曜日のナレーションは誰なのか
についてご紹介します。
ばけばけナレーションは阿佐ヶ谷姉妹!

『ばけばけ』でナレーションを担当するのは阿佐ヶ谷姉妹です。
二人は、意外なかたちで物語に登場します。
なんと『蛇と蛙』のキャラクターの声として、ナレーションを務めているのです。
これまでの朝ドラは、一人の語り手が担当するのが定番でした。
動物キャラクターが声で参加するのは、とても珍しい試みです。
では、なぜ『蛇と蛙』が選ばれたのでしょうか。
ここからは、阿佐ヶ谷姉妹が選ばれた理由と、蛇と蛙の意味を解説します。
阿佐ヶ谷姉妹が選ばれた理由
阿佐ヶ谷姉妹が選ばれたのは、明るさと親しみやすさで物語を支えられるからです。
朝ドラは1話15分と短く、ナレーションは欠かせません。
しかし『ばけばけ』では、登場人物が自分で語るスタイルは合わないと判断されました。
脚本を手がけた橋爪さんは、
「暗い場面もあるから、視聴者に寄り添いながら明るく支えてくれる存在が必要」
と語っています。
そこで白羽の矢が立ったのが阿佐ヶ谷姉妹。
脚本のふじきみつ彦さんとも過去に仕事を共にしており、信頼関係もありました。
二人のコメディー調の掛け合いは場を和ませ、自然と視聴者に寄り添います。
そんな人柄と雰囲気が、『ばけばけ』にぴったりだったのです。
なぜ蛇と蛙?
蛇と蛙が選ばれたのは、小泉八雲さんに深いゆかりがあるからです。
小泉八雲さんの家には、実際に蛇や蛙が多くいました。
『蛇に狙われた蛙を助けた』というエピソードも残されています。
小泉八雲さんが蛙の自画像を描いたことがあります。
また、妻の小泉セツさんも蛇や蛙を好んでいたそうです。
こうした背景から、二匹にナレーションを託すことになりました。
さらに蛇と蛙は、ナレーションではなく登場人物としてクレジットされています。
物語の外から説明するのではなく、中に入り込んで視聴者と一緒に見守る存在です。

いつか『蛇と蛙』が、トキやヘブンと同じ場面に現れるかもしれませんね。
蛇と蛙の配役
- 蛇:渡辺江里子さん(お姉さん)
- 蛙:木村美穂さん
『蛇と蛙』の担当は、阿佐ヶ谷姉妹の漫才での立ち位置を反映して決まりました。
渡辺江里子さんはツッコミ役として落ち着いた雰囲気を担当。
木村美帆さんはボケ役としてユーモラスなやりとりを見せます。



ナレーションを聞いていたら、本当に漫才を見ているみたいでした!
今までの朝ドラのナレーションとは全然違って、新しい良さを感じました。
ばけばけナレーションの土曜日担当は誰?


『ばけばけ』の土曜日のナレーションは、北郷美穂子(きたごうみほこ)さんが担当です。
北郷美穂子さんはNHKアナウンサー。
2025年10月現在はNHK大阪放送局に所属しています。
朝ドラのナレーションは今回で3度目。
これまでに以下の作品を担当しました。
- まんぷく:1週間の総集編・5分版ダイジェスト担当
- ブギウギ:総集編・ダイジェスト担当
- ばけばけ
『ばけばけ』では、阿佐ヶ谷姉妹のシーンも残されています。
その上で、北郷美穂子さんが物語を補助する語りを担当。
平日の放送と土曜日の総集編を合わせて見ると、よりドラマの流れが分かりやすい印象です。



阿佐ヶ谷姉妹の掛け合いに、北郷美穂子さんの語りがプラスされていて、物語がぐっと深く感じられました。
Q&A


まとめ
『ばけばけ』のナレーションを担当するのは、阿佐ヶ谷姉妹です。
二人は『蛇と蛙』のキャラクターの声として登場し、物語を見守っています。
阿佐ヶ谷姉妹が選ばれた理由は、明るさと親しみやすさで視聴者に寄り添えるから。
暗い場面もあるドラマを、自然体の掛け合いで支えてくれます。
『蛇と蛙』が選ばれたのは、小泉八雲さんゆかりの存在だからです。
夫婦が愛した生き物であり、象徴的なモチーフとしてナレーションに託されました。
また二人は『語り』ではなく登場人物としてクレジットされているのも特徴です。
まるで一緒に暮らしているかのように、視聴者と物語を共に歩んでいます。
土曜日のナレーション担当は、北郷美穂子さんです。
過去に『まんぷく』や『ブギウギ』の語りも担当。
阿佐ヶ谷姉妹の語りに加えて、補助的な役割のナレーションになっています。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
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