朝ドラ『ばけばけ』で、ヘブンの目が白いことが話題になっています。
視聴者からは「なぜ白いの？」「本人の目なの？」と疑問の声が出ました。
そのため、演じるトミーバストウさん自身の目の色にも注目が集まってます。
実はこの演出には、モデルとなった小泉八雲さんの人生に深い理由がありました。
今回の記事では、
- ヘブンの目が白い理由
- トミーバストウさんの役作り
- モデル小泉八雲さんの失明の史実
について解説していきます。
【ばけばけ】ヘブンの目が白い理由は？
ヘブンの目が白いのは、左目を失明していたからです。
『ばけばけ』の放送前から、この描写は注目を集めていました。
そのため、演じるトミーバストウさんの目の色にも関心が集まっています。
では、ヘブンはなぜ失明したのでしょうか。
ここからは、
- ヘブンの失明理由や時期
- トミーバストウさんの目の色
について紹介します。
ヘブンが失明した理由
ヘブンが失明したのは、不幸な事故が原因です。
その理由が語られるのは『ばけばけ』第5週。
滞在先の旅館で、ヘブンは目の不調を訴えます。
興奮した様子で医者を呼ぶように伝える場面がありました。
この時、16歳の頃に事故で左目を失明したことが明かされます。
トミーバストウの目の色
トミーバストウさんの目の色は青です。
ご本人のSNSでも青い瞳が確認できます。
ドラマで白く見えるのは役作りのため。
ヘブンを演じるにあたり、特殊なコンタクトを使用しています。
この演出は、モデルの小泉八雲さんの史実とも関係しています。
史実でも小泉八雲さんは失明していたことがわかりました。
そのためドラマでも『目が白い』表現が取り入れられたのです。
撮影時、トミーバストウさんは白いカラコンを着用しました。
最初は違和感があったそうです。
けれど次第に慣れて、演技に集中できるようになったといいます。
実は、トミーバストウさんは過去の出演作でもカラコンを使用しています。
その作品は、2024年放送のドラマ『SHOGUN将軍』。
この作品でポルトガル人役を演じるため、濃い色のカラコンを使用しました。
目の色まで役に合わせて変える姿から、役への強いこだわりが感じられます。
【ばけばけ】ヘブンのモデル小泉八雲の失明の史実
ヘブンのモデル『小泉八雲さん』は、16歳の時に事故で左目を失明しました。
この出来事が、ドラマ『ばけばけ』で目が白い演出として描かれています。
では、小泉八雲さんはどのようにして失明したのでしょうか。
また、その後どんな人生を歩んだのでしょうか。
失明した経緯
小泉八雲さんが左目を失明したのは、友人と遊んでいた時の事故が原因です。
当時は16歳で、イングランドの全寮制の学校に通っていました。
ある日、校庭で友人と遊んでいた時のことです。
ロープの結び目が左目に当たりました。
打撲を負い、手術を受けることになります。
しかし回復せず、左目は完全に失明してしまいました。
以降、角膜は白く濁ったままだったといいます。
失明後の生活
失明後、小泉八雲さんの生活は大きく変わりました。
もともとは友人が多く、人気のある人物でした。
しかし失明をきっかけに、容姿を気にするようになります。
残された写真の多くは、左目を写さないように撮影されています。
不運は続きました。
父が病気で亡くなります。
さらに、学校へ通わせてくれていた大叔母も資産を失いました。
その結果、小泉八雲さんは学校を中退。
帰る家もなく行き場を失いました。
その後も波乱の人生が続きます。
渡米して記者として活動し、結婚や離婚も経験しました。
そして1890年に来日し、小泉セツさんと運命の出会いを果たします。
Q&A
まとめ
ヘブンの目が白い理由は、モデルとなった小泉八雲さんの史実と関係があります。
小泉八雲さんは16歳の時に左目を失明してしまいました。
この出来事が『ばけばけ』の演出にも反映されました。
失明後、小泉八雲さんの人生は大きく揺れ動きます。
父の死、大叔母の破産による学業の断念。
帰る家を失いながらも渡米し、記者として活動しました。
そして1890年に来日し、小泉セツさんと出会います。
その後は『耳なし芳一』や『雪女』など日本文化を伝える名作を残しました。
ヘブン役を演じるのは、俳優のトミーバストウさん。
ご本人は青い瞳を持つ俳優です。
ドラマでは白いカラコンを着用し、史実を踏まえた役作りに挑みました。
そのこだわりは過去の作品『SHOGUN将軍』でも見られます。
役に合わせて目の色を変える姿勢から俳優としての熱意が伝わります。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
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