朝ドラ『あんぱん』で登場した『ぼくのまんが詩集』。
これは、やなせたかしさんが1965年に自費出版した実在の本です。
発行部数は、わずか300部。
現在では『幻の詩集』とも呼ばれています。
では、『ぼくのまんが詩集』にはどんな内容だったのでしょうか。
さらに、当時の値段や、現在の入手方法も気になりますよね。
今回は『ぼくのまんが詩集』の内容・値段・入手方法をご紹介します。
やなせたかしのぼくのまんが詩集は実在!

朝ドラ『あんぱん』に登場する『ぼくのまんが詩集』。
これは、やなせたかしさんが1965年に自費出版した実在の詩集です。
では、この『ぼくのまんが詩集』とはどんなものだったのでしょうか。
『ぼくのまんが詩集』の内容や値段について、わかりやすくまとめました。
ぼくのまんが詩集は自費出版だった
やなせたかしさんの『ぼくのまんが詩集』は、自費出版された幻の詩集です。
出版されたのは1965年ごろ。
発行部数はわずか300部しかありませんでした。
当時、やなせさんはラジオ番組の脚本などを担当していました。
そこで生まれた詩がたまったため、自らお金を出して出版を決意したのです。
詩集はイラスト入りの2冊構成。
- 『ぼくのまんが詩集(1)』
- 『ぼくのまんが詩集(2)』
この詩集は、親しい人にだけ配られた非売品でした。
そのため市場には出回らず、現在では『幻の詩集』と呼ばれています。
ぼくのまんが詩集の内容は?
『ぼくのまんが詩集』は、詩と音楽が組み合わさったユニークな詩集です。
- ページ数:全76ページ
- 収録作品:37曲の歌詞
- 特徴:多くの詩に楽譜がついている
テーマは人生・ユーモアなど幅広く、遊び心が感じられる内容です。
さらに、ただの詩ではなく楽譜がついた歌詞も多数収録。
読むだけでなく、歌って楽しめるように作られていました。
作曲は、宮崎尚志さんや北村得夫さんなど当時の作曲家が担当。
本格的な音楽作品としても価値のある内容でした。
また、詩の横にはやなせたかしさんのイラストが添えられています。
言葉と絵が一体となり、まさに「まんが詩集」と呼ぶにふさわしい仕上がりです。
ぼくのまんが詩集の値段はいくら?
『ぼくのまんが詩集』は非売品のため、市販価格は存在しません。
やなせたかしさんが親しい人にだけ配った幻の詩集です。
そのため、書店に並ぶことがなく『定価』が設定されていないのです。
ただし、制作費については記録が残っています。
やなせさん自身が語ったところによると、出版にかかった費用は約10万円。
当時(1965年)の1万円は、今の約3〜4万円ほどに相当します。
つまり現在の価値に直すと、30〜40万円ほどを自腹でかけて出版したことになります。
莫大な費用をかけてでも形にしたかった。
それだけやなせたかしさんの強い思いが詰まった自費出版の作品だったのです。
やなせたかしのぼくのまんが詩集の入手方法は?

2025年現在『ぼくのまんが詩集』を入手するのは極めて困難です。
この詩集は1965年にわずか300部だけ自費出版されました。
しかも、すべてが親しい人への贈呈用の非売品。
そのため、書店や市場に流通することはほぼありませんでした。
中古販売はある?
『ぼくのまんが詩集』は、ネットの中古販売やオークションでもほぼ出回っていません。
過去の出品情報もごくわずかで、現在は確認できませんでした。
もし出品されても、コレクター向けの高額商品になる可能性が高いでしょう。
さらに、『あんぱん』の影響で注目が集まることで、今後はますます入手困難になると考えられます。
展示で見られる?
現時点で、『ぼくのまんが詩集』の図書館や美術館での常設展示は確認できません。
一部の企画展やイベントで紹介される可能性はあります。
しかし、公開例はほとんどありません。
今後『あんぱん』効果で再評価が進めば、展示や公開の機会が生まれるかもしれません。

どんな詩集なのか、本物を見てみたいですね!
やなせたかしのぼくのまんが詩集に関するQ&A


まとめ
やなせたかしさんの『ぼくのまんが詩集』は、1965年にわずか300部だけ作られた幻の詩集です。
内容は、イラスト入りの詩と歌詞。
さらに、楽譜まで収録された特別な一冊でした。
出版費用は当時で約10万円。
現在の価値にすると30〜40万円ほどです。
やなせたかしさんの強い思いが込められている詩集でした。
この詩集は、親しい人にだけ配られた非売品。
そのため、市場には出回らず「幻の詩集」と呼ばれています。
2025年現在、入手はほぼ不可能だと考えられます。
中古販売や展示情報も見つかりませんでした。
ただし『あんぱん』で注目されたことで、今後復刻や展示の可能性が出てくるかもしれません。
新しい情報が分かり次第追記させていただきます。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
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