朝ドラ『あんぱん』で、たかしが描く四コマ漫画『メイ犬BON(めいけんぼん)』。
実はこの作品、やなせたかしさんが描いた実在の漫画がモデルと考えられます。
今回は、メイ犬BONのあらすじやモデルとなった犬などについてご紹介します。
【あんぱん】メイ犬BONは実在の漫画

『あんぱん』でたかしが描いた『メイ犬BON』は実在する漫画がモデルです。
そのモデルは、やなせたかしさんの手掛けた四コマ漫画『メイ犬BON』。
やなせたかしさんが、三越百貨店に勤めていた頃から描き始めた作品です。
愛犬との日常を題材にした、温かくてユーモラスな内容の作品になっています。
ここからは『メイ犬BON』のあらすじやモデルになった犬についてご紹介します。
メイ犬BONのあらすじ
『メイ犬BON』は、いたずら好きでおちゃめな犬『BON』が主人公の物語です。
やなせたかしさんは大の愛犬家で、犬を飼っていました。
散歩中に見せるしぐさや表情など日常の一コマから着想を得て描きました。
最大の特徴は、セリフが一切登場しないことです。
やなせさんはこのスタイルを「パントマイムまんが」と呼びました。
世界中で笑える漫画にするため、言葉ではなく表情と動きで魅せました。
セリフがないため翻訳不要で、アメリカでも出版されたことがあります。
メイ犬BONのモデルは愛犬
メイ犬BONのモデルは、やなせたかしさんの愛犬『ボン』です。
やなせたかしさんと小松暢さんは、大の犬好き。
ふたりは、3匹の愛犬と暮らしていました。
そのうちの1匹『ボン』が、主人公BONのモデルと考えられます。
名前の読み方が同じことからも、その可能性は高いでしょう。
他にも『ミミ』『メイ』という愛犬がいました。
物語には、ボンだけでなく他の犬たちのエピソードも反映されているかもしれません。
実際、やなせたかしさんは『珍犬ミミ』『名犬メイ』など愛犬を題材にした作品を数多く描いています。
メイ犬BONは自費で出版
『メイ犬BON』は、自費出版された作品です。
1959年、やなせたかしさんは『メイ犬BON』を自費で出版しました。
そこには『自分で描いた作品を形として残したい』という強い思いがありました。
当時のやなせたかしさんにとって、自費出版は大きな挑戦だったと考えられます。
『あんぱん』では、たかしが描いた『メイ犬BON』は掲載されずに終わってしまいます。
史実通り、たかしも最終的に自費出版へ踏み切るのでしょうか。
この先の展開からも目が離せません。
まとめ
- メイ犬BONは、やなせたかしさんの実在漫画がモデル
- いたずらでおちゃめな犬『BON』の物語
- モデルとなったのは、やなせたかしさんの愛犬『ボン』
『メイ犬BON』は、やなせたかしさんの実在漫画がモデルです。
主人公は、おちゃめでいたずら好きな犬『BON』。
モデルは、やなせたかしさんと妻の小松暢さんが飼っていた愛犬『ボン』と考えられます。
やなせさん夫婦は大の犬好きで、3匹の愛犬と暮らしていました。
散歩中の何気ない仕草や表情の変化が、漫画の大切なモチーフになっています。
そんな日常の一瞬から、『メイ犬BON』の物語は生まれたと考えられます。
物語には、他の愛犬『ミミ』や『メイ』のエピソードも反映されている可能性があります。
実際、やなせさんは『珍犬ミミ』『名犬メイ』など、愛犬を題材にした作品も多数描きました。
1959年、やなせたかしさんは『メイ犬BON』を自費で出版しました。
自分の作品を世に残したいという強い思いがあったのでしょう。
『あんぱん』では、たかしの漫画は掲載されずに終わります。
しかし史実通りなら、のちに自費出版へと進む可能性もあります。
果たして、たかしは史実のように自費出版に踏み切るのか。
今後の展開に注目ですね。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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