『とと姉ちゃん』65話(2025年8月6日再放送)では、森田屋にとって大きな節目となる出来事が描かれます。
森田屋で行われる祝言と別れのシーンが描かれる重要な回でした。
とと姉ちゃん65話のあらすじと感想を詳しく紹介します。
前回64話のあらすじはこちら。
とと姉ちゃん65話あらすじ!

『とと姉ちゃん』65話(2025年8月6日再放送)は、森田屋の人々にとって忘れられない一日が描かれます。
富江と長谷川の祝言
森田屋で最後の大仕事となる、富江と長谷川の祝言が始まりました。
調理場で忙しくしている照代。
常子は「今日は花嫁の母親なのだから、ゆっくりしてください」と声をかけます。
しかし、照代は四六時中家事をしてきたため、手や体を動かしていないと落ち着かないと語りました。
それが自分にとって当たり前だというのです。
常子も「自分も落ち着かない」と言い、手伝いをすることにしました。
会場は大勢の人で賑わい、笑顔があふれています。
富江は鞠子たちと恋の話で盛り上がり、華やかなひとときを過ごします。
その頃、まつは滝子に「一杯どうだい?」と声をかけます。
滝子がよい孫を持って幸せ者だと伝える、まつ。

あんただって幸せだよ、孫だけじゃなく今度はひ孫までできるんだから。
お互いが幸せ者であると言い合うふたり。
一方、酔った清たちに促され、長谷川が挨拶をすることに。
しどろもどろになりながらも、人生は柳のようにしなやかであるべきだと語ります。
長谷川は、困難を乗り越える決意を示しました。
拍手に包まれ、富江と長谷川は手を取り合います。
富江と長谷川の馴れ初め
時間が経つと、会場ではうたた寝をする人も見られるようになりました。
そんな中、小橋三姉妹は富江と語り合います。



富江ちゃんも今日からいよいよ奥さんか~。
常子は何か不安なことはないかと尋ねました。
すると、富江は自分が照代のようになれるか心配だと打ち明けます。



家族の誰よりも早く起きて、家のことも店のことも子育ても全部やって。
夜は誰よりも遅く寝て、ずっとずっと働き詰めで。
照代の姿に尊敬の念を抱き、自分もそうなりたいと語る富江。
常子は「長谷川さんは幸せ者だね」と笑顔を向けます。
なぜ長谷川を好きになったのかを美子が尋ねました。
富江は『きっかけは鞠子の制服』だと告白。
富江が制服を借りた日、長谷川が「鞠子よりも似合っている」と言った言葉が心に響いたそう。
その一言で、自分を見てくれる人がいると感じ、意識するようになったのです。
森田屋との別れ
やがて、引っ越しの日がやってきました。
何もなくなった調理場に立ち、まつは「ここで本当に暮らしていたのかな」とつぶやきます。



ここでずっとお弁当を作り続けたかった。
当たり前の暮らしをしたかっただけ、と涙を流しました。
そんなまつに寄り添うように、横に座った宗吉。



母ちゃん、すまなかったな。
宗吉の言葉に、まつは頷きました。
常子はまつに、大屋に頼んで時々掃除などをすると提案します。
まつは断り、「今度戻る時はもっといい家で暮らす」と笑顔で告げました。
そして、玄関で森田の表札を外し、出発の準備を整えます。
滝子が見送りに現れ、最後まで憎まれ口をたたき合うふたり。
そのやり取りに、周囲から笑い声が上がります。
まつは、いつか必ず自分たちの暮らしを取り戻すと言いました。
そして常子に「強く生きるんだよ」と伝えます。



じゃあな、またいつか会おうぜ。
森田屋の人々は深川を旅立ちました。
とと姉ちゃん65話の感想


とと姉ちゃん65話は、森田屋の温かさと別れが詰まった感動的な回でした。
富江と長谷川の祝言は、笑顔と涙が入り混じった素敵な場面でしたね。
まつと滝子の掛け合いには思わず笑ってしまいましたが、その裏にある深い絆も感じられました。
そして、森田屋の引っ越しシーンでは胸が締めつけられました。
「当たり前の暮らしをしたかった」というまつの言葉が切なかったです。
それでも、まつの「もっといい家で暮らす」という前向きな言葉には救われました。
深川編に入ってから、森田屋の人々は毎日のように登場していました。
それだけに、今回の退場はとても寂しいですね。
できれば、富江の出産や子育てエピソードも見たかったところです。
ただ、ここで完全なお別れではありません。
森田屋の人たちは、今後また再登場することがわかっています。
再び会える日を楽しみに待ちたいですね。
次回は、常子の仕事探しが本格化しそうです。
常子はどんな職に就くのでしょうか。
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