『とと姉ちゃん』64話(2025年8月5日再放送)では、森田屋の運命が大きく動きます。
富江の妊娠が発覚し、その相手が長谷川だとわかる衝撃の展開。
戦況が厳しさを増す中、それぞれが大切なものを守るために悩み、決断を迫られます。
今回は、とと姉ちゃん64話のあらすじと感想を詳しく紹介します。
前回63話のあらすじはこちら。
とと姉ちゃん64話あらすじ

『とと姉ちゃん』64話(2025年8月5日再放送)は、森田屋に大きな転機が訪れる回です。
常子だけでなく、森田屋や青柳商店の運命が大きく動きました。
富江と長谷川が交際
富江のお腹の子どもの父親は、なんと長谷川でした。
この事実を知った宗吉は怒りを抑えきれません。
富江は、長谷川の話を聞いてあげてと必死に訴えます。
宗吉が「いつから付き合っていたんだ」と問い詰めました。
長谷川は言葉に詰まります。
その代わりに富江が、もうすぐ一年であること答えました。
驚くことに、これまで誰も二人の交際に気づいていなかったのです。
照代でさえ、知ったのはつい先週のことでした。

父ちゃんお願い。お腹の子のためにも認めてください。
富江と長谷川は、頭を下げて結婚を願い出ます。
しかし、長谷川が「お父さん」と呼んだ瞬間、宗吉の怒りは再び爆発。
場の空気が張り詰める中、まつが「もういい加減にしなさい!」と声を張り上げました。
さらにまつは、思いがけないことを口にします。



お前もそうだったじゃないか!
実は宗吉と照代の馴れ初めも、富江たちと同じだったのです。
照代は改めて、高崎への移転をまつにお願いしました。
「富江と赤ちゃんのためにも、どうか承知してください」と深く頭を下げます。
まつはしばらく黙った後、「一晩考えさせておくれ」とだけ答えました。
まつの決断
翌朝、朝食の席にまつが現れました。



朝飯前に片付けてしまおうかね。
江戸っ子の自分にとって、この年齢で別の土地に移るのは酷だと語ります。
それでも、妊娠している富江にしっかり食べさせてあげたい。
そして、可愛いひ孫のためにも・・・。
まつはついに、高崎への移転を承諾しました。
まつは続けて宗吉に言いました。



だからあんたもふたりの結婚認めてやんなさい。
宗吉もついに折れ、富江と長谷川の結婚を認めます。
すると、鞠子が提案しました。



そうだ!おふたりの祝言あげませんか?
森田屋の門出も一緒にお祝いすることも提案します。
ただ、戦況は厳しく、必要な材料も手に入りにくい状況です。
悩む一同に、まつが声を上げました。



森田屋最後の大仕事だ!
みんなしっかりやるんだよ!
常子の不安
いよいよ祝言の日がやってきました。
家訓を見つめていた常子に、君子がそっと声を掛けます。



仕事のことは焦らなくていいのよ。



不安なんです。
私が女学校を出た時とは世間の風向きも違いますし、本当に見つかるのかなって・・・。
そんな常子に、君子は「探す前から不安がっていては見つからない」と諭します。
そして、今日は仕事のことは忘れて、しっかりお祝いをしようと伝えました。
森田屋の人々と過ごせるのも、あとわずかでした。
富江と長谷川が結婚へ
厳しい食料事情の中、祝言のためにありったけの材料でごちそうを用意します。
美子は、富江のために着物を借り、寸法を直してあげました。
まつと宗吉は、その心遣いに深く感謝します。
祝い膳の準備中、鯛が手に入らず、宗吉は代わりの魚を捌こうとします。
そこへ長谷川が現れ、「自分にやらせてください」と頼み込みました。



だめだ、俺はお前のことをまだ一人前と認めちゃいねえ。



わかっています。だからやらせて欲しいんです。
高崎に行ったら、もう今まで通りではいられない。



いつまでも半人前じゃいけない。必ず一人前になって家族を守る。大将の気持ち、しかと受け止めました。だからお願いします!
真剣な想いに宗吉は心を動かされ、魚を捌くことを許しました。
富江の花嫁姿を見た常子は「綺麗」と声を掛けます。



母ちゃん、ありがとう。
富江は照代に感謝を伝えました。
富江が子どもや長谷川のことを伝えた時、照代は心配しないように言っていました。
そして、富江と長谷川の交際が発覚したその晩。
富江は偶然、照代と宗吉の会話を耳にしました。



長谷川さんのどこか気にくわないんですか?



おめえは、富江を長谷川に持っていかれてもいいのか。



当たり前じゃないですか。富江が選んだ人なんですから。
照代は言います。



母親が子どものために何かするのは当たり前。
富江も子どもが生まれたら、きっと同じことをするわ。
照代と宗吉、それぞれの想いを胸に、祝言が始まります。
とと姉ちゃん64話の感想


第64話は、温かな愛情に満ちたエピソードでした。
富江と長谷川の結婚がついに決まり、森田屋は新しい門出を迎えます。
さらに、まつが高崎への移転を承諾したのも大きなポイントでした。
富江とお腹の赤ちゃんのために、まつが覚悟を決めた姿には胸を打たれます。
また、宗吉と照代の馴れ初めが意外にも似ていたという事実も驚きでしたね。
母と娘、そして師匠と弟子、それぞれの絆が描かれた心温まるシーンが印象的でした。
一方で、君子のセリフから、森田屋の人々との別れが近いことを感じさせられます。
長く一緒に過ごしてきた人々が去ってしまうのは寂しいですね。
次回は、みんなで準備した祝言の様子が描かれるようです。
戦時中の厳しい状況の中で、どんな祝言になるのか楽しみです。
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