『あんぱん』第9週で、のぶが次郎と結婚することが判明しました。
しかし、放送開始前には、のぶとたかしが夫婦になると発表されています。
このため、のぶとたかしは再婚なのかと疑問が浮かびます。
調べたところ、のぶのモデルである小松暢さんは、実際に2度結婚していました。
今回は、のぶの結婚相手と再婚について史実をもとにご紹介します。
あんぱんのぶは再婚する?

『あんぱん』第9週で、のぶが次郎と結婚する展開となりました。
その後、のぶはたかしと再婚することがわかっています。
放送前の時点で『のぶの最終的な結婚相手はたかし』ということが発表されています。
なぜ再婚という形になったのか。
そして、どうして次郎とは別れることになったのか。
史実をもとに、ドラマの展開と照らし合わせながら解説します。
次郎とは死別だった
のぶは、次郎と病気による死別を経験しました。
若くして夫を失ったのです。
ドラマでの次郎は、温厚で誠実な人物として描かれています。
お見合いで出会ったふたりは、最初は結婚に消極的でした。
しかし、次郎はのぶと出会い、結婚を決意します。
結婚後、穏やかな日々を過ごしましたが、戦況が変わり次郎は戦地へ向かいます。
のぶが次に次郎と会ったのは、呉の海軍病院でした。
病気を患い、戦地から戻った次郞は入院生活を送りますが、帰らぬ人となりました。
次郎や小松総一郎さんについては、以下の記事で詳しくご紹介しています。

たかしと再婚
その後、のぶはたかしと再婚します。
現時点では、ふたりがどう再婚に至るのか、詳しい経緯はまだ描かれていません。
ただし、終戦後にふたりが同じ新聞社『高知新報』で働くことが発表されました。
これは、史実と一致しています。
モデルとなった小松暢さんとやなせたかしさんも、戦後に職場で出会いました。
最初は同僚としての関係でしたが、徐々に距離を縮めました。
東京取材旅行での看病エピソードなどが、やなせたかしさんの心を動かすきっかけに。
ふたりの関係を変える転機となりました。
ドラマでは『幼なじみ』という設定ですが、史実では戦後の職場での出会いです。
ドラマでも、ここからふたりの関係が変化していくと考えられます。
幼なじみから恋人、そして夫婦へ。
今後の展開に注目です。
あんぱんのぶのモデル小松暢は2度結婚していた

のぶのモデル『小松暢(こまつのぶ)さん』は、実際に2度の結婚を経験しています。
それぞれの結婚相手と、当時の状況をご紹介します。
- 1939年:小松総一郎さんと結婚
- 1945年:終戦直後、小松総一郎さんが病死
- 1946年:高知新聞社でやなせたかしさんと出会う
- 1948年:やなせたかしさんと再婚
最初の夫:小松総一郎
小松暢さんの最初の夫、小松総一郎さんは次郎のモデルです。
- 名前:小松総一郎
- 出身地:高知県
- 生年:1912年
- 職業:日本郵船勤務
小松総一郎さんは、日本郵船で働くエリートでした。
1939年、21歳だった小松暢さんと結婚。
小松総一郎さんは、小松暢さんより6歳年上でした。
結婚後まもなく、一等機関士として戦地に赴きます。
終戦後に帰還しますが、まもなく病気で亡くなりました。
このエピソードは『あんぱん』の物語にも反映されています。
再婚相手:やなせたかし
再婚相手は、漫画家のやなせたかしさん。
『あんぱん』に登場する、たかしのモデルでもあります。
ふたりが出会ったのは、1946年のこと。
高知新聞社で、同じ職場の仲間として知り合いました。
やがて、仕事を通じて親しくなっていきます。
距離が一気に縮まったのは、東京への取材旅行でした。
旅先で、おでんを食べたやなせたかしさんと男性2人が体調を崩してしまいます。
唯一無事だった小松暢さんは、献身的に看病し、荷物の片付けまでこなしました。
その姿にやなせたかしさんは強く惹かれたそうです。
この出来事が、ふたりの関係を変える転機になりました。
その後、ふたりは同僚から恋人へと関係が変わっていきました。
当時のやなせたかしさんは、漫画家になる夢を持ちつつも、上京を迷っていました。
そんな時、小松暢さんが代議士秘書の仕事を引き受け、一足先に東京へ向かいます。
「先に行って待ってるわね」。
そう言い残して、小松暢さんは上京しました。
半年後、やなせたかしさんも後を追うように上京し、同棲生活を始めます。
そして、1948年にふたりは結婚しました。
結婚後も、やなせたかしさんと小松暢さんは仲睦まじく暮らしていたことで知られています。
苦しい下積み時代も、ふたりは支え合って生き抜きました。
お互いに『嵩さん』、『オブちゃん』と呼び合っていたそうです。
やなせたかしさんは、仕事以外の全てを小松暢さんに頼っていたと語っています。
そんなふたりは、ただの夫婦ではなかったのかもしれません。
困難を乗り越えて支え合った、まさに運命の相手だったのでしょう。

このように、のぶとたかしの再婚は、単なる恋愛劇ではなく、戦争や時代を超えて築かれた強い絆に基づくものでした。
夫婦の関係が、ドラマの中でどう描かれるのかに注目です。
ドラマと史実の比較
ドラマと史実の違いと共通点を見てみましょう。
設定の違い
- 次郎との年齢差
- のぶとたかしの出会い
次郎との年齢差
ドラマでは、10歳年齢が離れている設定でした。
しかし、史実は6歳差だったことがわかっています。
のぶ役の今田美桜さんと次郞役の中島歩さんの実際の年齢差も10歳差です。
もしかしたら、演じている俳優の年齢差をそのままドラマに反映したのかもしれませんね。
のぶとたかしの出会い
『あんぱん』では、のぶとたかしは高知県出身。
ふたりは、近所に住む幼なじみという設定でした。
しかし、史実では大人になってから職場で出会っています。
また、小松暢さんは大阪育ちで、高知出身ではありません。
共通点
共通点
- 病気による夫の死
- 職場恋愛からの再婚
病気による夫の死
のぶと小松暢さんは、病気が原因で最初の夫を亡くしています。
この点は、ドラマと史実で共通していました。
ただ、史実では具体的にどんな病気で亡くなったのかは明らかにされていませんでした。
職場恋愛と再婚
のぶとたかしは、職場の同僚となり、交際に発展する可能性が高いです。
職場恋愛後に再婚する流れは、史実を参考にした可能性が高いと考えられます。
恋人になるまでの過程も史実を参考にしているのかは、現時点で判明していません。
ふたりがどんな風に恋人になるのか。
放送が楽しみです。
まとめ
- のぶはたかしと再婚する
- 小松暢さんにも夫が2人いた
- 最初の夫は小松総一郎さん
- やなせたかしさんとは再婚だった
- ドラマと史実では、共通点も違う点もどちらもある
『あんぱん』のぶは、最初の夫である次郎と死別を経験しました。
しかし、たかしと再婚し、新たな一歩を踏み出します。
この展開は、モデルとなった小松暢さんの人生と重なります。
戦争による別れや職場での出会い、取材旅行での看病。
数々の出来事が、やなせたかしさんと小松暢さんの絆を深めていきました。
貧しい生活の中でも、互いを信じて支え合ったふたり。
「嵩さん」と「オブちゃん」と呼び合いながら歩んだ人生は、まさに夫婦の理想像かもしれません。
ドラマでは、のぶとたかしがどのように心を通わせ、未来を共にしていくのか。
その過程を見守りながら、史実との違いも楽しめそうですね。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
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