『あんぱん』第8週に登場する、若松次郎(わかまつじろう)こと次郎さん。
次郎さんは、のぶのお見合い相手であり、のちに夫となる人物です。
そんな次郎さんに、モデルとなった実在の人物はいるのでしょうか。
今回は、次郎さんのモデルの有無や、演じる中島歩さんについてご紹介します。
【あんぱん】次郎さんのモデルは実在した?

次郎さんには、実在のモデルがいると考えられています。
次郎さんのモデルは、小松総一郎(こまつそういちろう)さんの可能性が高いです。
次郎さんは、のぶの見合い相手として『あんぱん』第8週から登場しました。
誠実で穏やかな性格が魅力の次郎さんは、やがてのぶの夫となります。
では、次郎さんと小松総一郎さんとの共通点や違いを詳しく見ていきましょう。
次郎さんはどんな人物?
のぶは、父『結太郎』との縁がある男性と見合いをすることになります。
相手は、一等機関士として働いている若松次郎こと次郎さん。
互いに結婚に乗り気ではなかったものの、交流を重ねる中で次郎の心境に変化が起きます。
次郎はのぶに好意を抱くようになり、正式に結婚を申込みました。
一度は断られるものの、その後のぶの方からプロポーズ。
ふたりは夫婦となり、新たな生活をスタートさせました。
実在モデルは小松総一郎さん?
次郎さんのモデルとされているのが、小松総一郎さんです。
小松総一郎さんは、小松暢さんの最初の夫。
では、小松総一郎さんはどのような人物だったのでしょうか。
小松総一郎さんについて
- 高知県出身
- 小松暢さんよりも6歳年上
- 日本郵船に勤務
- 海軍に召集された
- 終戦直後に病死
1939年、小松暢さんが21歳、小松総一郎さんが26歳の時に結婚しました。
ふたりの馴れ初めは明らかになっていません。
しかし、当時は見合い結婚が主流であり、全体の7割以上を占めていたとも言われます。
もしかしたら、ふたりも見合いを通じて出会った可能性が高いでしょう。
結婚当初、小松総一郎さんは日本郵船に勤務していました。
日本郵船とは、現在も存在する日本を代表する大手海運会社です。
その後、小松総一郎さんは海軍に召集され、一等機関士として任務に就きました。
船の整備や点検、修理などを担当していたと考えられます。
終戦直後の1945年、小松総一郎さんは病気により若くして亡くなりました。
ただし、具体的な病名は公表されていません。
ふたりの結婚生活は6年間。
小松暢さんは、最初の夫と死別することになったのです。
ドラマとの違いはある?
『あんぱん』では、次郞がのぶの父『結太郎』と面識があるという設定になっています。
その縁で、のぶはお見合いを決意する展開です。
しかし、史実において小松総一郎さんと小松暢さんの父親に関係があったという情報は確認できません。
というのも、小松暢さんは6歳の時に父を亡くしています。
また、小松総一郎さんが勤務していた日本郵船の入社年齢は、20歳前後。
職種によっては、16歳~18歳も採用されることもありました。
小松暢さんの父親が亡くなった時期、小松総一郎さんはまだ12歳だったと考えられます。
そのため、ドラマのように船で出会いっていたという設定は現実的ではなさそうです。
この点は『あんぱん』のオリジナルエピソードである可能性が高いでしょう。
今後、新たな情報が分かり次第、こちらに追記いたします。
【あんぱん】次郎さんを演じるのは中島歩

『あんぱん』で次郎さん役を演じているのは、中島歩(なかじまあゆむ)さんです。
次郎さんは、のぶの最初の夫となる重要な役どころ。
中島歩さんは、第8週から登場しています。
ここでは、中島歩さんのプロフィールや出演作をご紹介します。
プロフィール
- 名前:中島歩(なかじまあゆむ)
- 出身地:宮城県
- 生年月日:1988年10月7日
- 年齢:36歳(*2025年5月現在)
- 身長:184cm
- 趣味:落語・釣り・ギター・写真
- 所属事務所:テンカラット
日本大学芸術学部在学中に芸能活動を始めました。
もともと、人前で表現することに魅力を感じていたそうです。
俳優を目指すため、まずは長身を活かしてモデル活動からスタートしました。
2012年にモデルを辞め、アルバイトをしながらオーデションを受け続けます。
そして、2013年に舞台『黒蜥蜴』で俳優デビュー。
以降、舞台だけではなくドラマや映画など幅広い作品に出演。
現在では国内外で活躍中の俳優です。
代表作まとめ
- 連続テレビ小説『花子とアン』:宮本龍一役
- À Table!〜歴史のレシピを作ってたべる〜:藤田ヨシヲ役
- ガンニバル:後藤理役
- グッド・ストライプス:南澤真生役
- サタデー・フィクション:梶原役
- 偶然と想像 – 和明役
- 愛なのに – 亮介役
これまでに多くのドラマや映画に出演してきた中島歩さん。
コミカルな役柄からシリアスな役柄まで、どんな役でも演じる高い演技力が評価されています。
また、中島歩さんの深みのある低い声が良い声だと話題に。

中島歩さんの声はかっこいいだけではなくて、聞いていると落ち着きます。
朝ドラ出演は2度目
朝ドラへの出演は『あんぱん』が2度目となります。
初めての朝ドラは、2014年放送の『花子とアン』でした。
この作品では、仲間由紀恵さん演じる蓮子と駆け落ちをする宮本龍一役で出演。
物語の中でも印象的な存在でした。
そして今回『花子とアン』以来11年ぶりの朝ドラ出演となります。
『あんぱん』では、のぶの最初の夫である次郎さん役として登場。
こちらも物語に欠かせない重要な役どころを演じます。
中島歩さんは、どのように次郞役を演じるのでしょうか。



小松総一郎さんと中島歩さんは、どことなく似ているそうですよ!
ふてほどにも出演
中島歩さんは『不適切にもほどがある』こと『ふてほど』にも出演。
『ふてほど』では、安森先生役を演じていました。
『ふてほど』といえば、ヤムおんちゃんを演じる阿部サダヲさん。
また、蘭子を演じる河合優実さんも出演していましたよね。
『あんぱん』でも、3人の共演シーンがあるのか、今から楽しみです。



『ふてほど』観ていたので、3人の共演シーンがあったら嬉しいです!
まとめ
- 次郎さんは、のぶの最初の夫
- 小松暢さんの最初の夫がモデルと考えられる
- 終戦直後に病気で帰らぬ人に
- 次郎さん役を演じるのは、中島歩さん
- 国内外で活躍中の演技派俳優
『あんぱん』第8週から登場する、若松次郎こと次郎さん。
次郎さんは、小松暢さんの最初の夫がモデルと考えられます。
小松暢さんの夫は、戦前『日本郵船』に勤めていて、その後海軍へ召集。
終戦直後に病気で亡くなりました。
『あんぱん』では、のぶの父と次郎さんの縁でお見合いする設定です。
しかし、実際の史実とは異なる点も見られます。
これは、ドラマならではのオリジナルエピソードであると考えられるでしょう。
そんな次郎さんを演じるのは、中島歩さん。
舞台や映画、ドラマと幅広く活躍し、実力派として注目されています。
中島歩さんがどんな風に次郞を演じるのか、今から楽しみですね。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
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