あんぱんで、朝田家がパン屋を開店します。
パン屋の名前は『朝田パン』。
初めて作ったあんぱんに2銭の値段を付けた羽多子。
では、2銭は現在のいくら位の価値なのでしょうか。
朝田パンのモデルやあんぱん2銭がいくらなのか調査しました。
あんぱん2銭はいくら?

『あんぱん』8話で、羽多子は最初に2銭であんぱんを売りました。
では、あんぱん2銭はいくらなのでしょうか。
2銭は約12円~16円くらいの価値だと考えられます。
ただ値段の価値を聞いただけだと、想像しにくいかもしれません。
あんぱん第2週の時代設定は、昭和初期。
そこで、昭和初期の物価について調べてみました。
品目 | 値段 |
---|---|
あんぱん | 約2銭5厘 |
ラーメン | 約10銭 |
そば | 約10銭 |
食パン | 約17銭 |
コーヒー | 約10銭 |

ラーメン・そばとコーヒーが同じ位の価値だったことに驚きました。
当時のあんぱんの価値は、約2銭5厘だったそう。
羽多子が付けた2銭という値段は、妥当だったと考えられます。
そう考えると、屋村が10銭であんぱんを売ろうとしたのは驚きですね。
釜次が屋村に怒っていたのも納得できます。
次に、昭和初期の初任給について調べてみました。
最終学歴・職業 | 初任給 |
---|---|
中卒(男性) | 約35円 |
大卒 | 約73円 |
国家公務員 | 約75円 |
1銭が100枚で1円になります。
そう考えると、2銭のあんぱんは時々食べる贅沢品という感じでしょうか。
過去回で、千代子が10銭のあんぱんを買い占めたことがありました。
当時の10銭は、現在で考えると相当な価値の値段だと考えられます。
10銭もするあんぱんを何個も購入した千代子。
柳井家は、かなりお金持ちだったということが分かりますね。
ちなみに、のぶの父『結太郎』の実在モデルは大卒です。
そして、当時日本一と呼ばれた総合商社に勤務していました。
約73円、もしくはそれ以上の給料を貰っていたかもしれません。



朝田家も結太郎がいた頃は、裕福な家庭だったのかもしれませんね。
あんぱんで朝田パンのモデルは実在するのか調査


あんぱんの朝田パンは、モデルとなる店が実在するのでしょうか。
朝田パンのモデルは、実在しない可能性が高いことが分かりました。
朝田パンのモデルを調べるため、のぶのモデル小松暢さんを調べました。
小松暢さんの実家でパン屋を経営していたという情報はありません。
そのため、朝田パンのモデルとなる店は実在しないと考えました。
そもそも、小松暢さんは高知県出身ではありません。
父親である池田鴻志(いけだこうし)さんの出身が、高知県。
娘の小松暢さんの出身は、大阪府でした。
のぶが高知県出身なのは『あんぱん』オリジナルの設定。
同様に実話ではなく、朝田パンもオリジナル設定だと考えられます。
では、のぶの実家をなぜパン屋の設定にしたのでしょうか。
おそらく『あんぱん』をより面白い物語にするためだと思います。
調べてみると、あんぱんは史実とは異なる設定がいくつかありました。
- 出身地(のぶ)
- 家族構成(のぶ)
- パン屋(のぶ)
- のぶと嵩の出会い
- 初恋相手(嵩)
現時点で、把握している異なる設定は以上です。
出身地
先述しましたが、小松暢さんは大阪生まれ大阪育ち。
やなせたかしさんは、高知県で生まれ育ちました。
つまり、実際はのぶと嵩のような幼なじみではありません。
家族構成
のぶの家族は、祖父母を除き5人家族。
父と母、妹2人がいます。
しかし、小松暢さんは6人家族。
父と母、兄と妹が2人いたそうです。
出会い
小松暢さんとやなせたかしさんは、幼少期に出会っていません。
二人が出会ったのは、1946年頃。
勤務先の高知新聞社で初めて出会いました。
あんぱんは、のぶだけではなく嵩の事も描かれています。
二人の背景を細かく描くため、のぶを高知県出身にしたと予想。
さらに屋村を登場させるため、朝田パンの設定が生まれたのではと考えました。



屋村はジャムおじさん的な存在で、物語の中でも重要なポジションですよね。
まとめ
- あんぱん2銭は、約12円~16円程度
- 朝田パンのモデルは実在しないと予想
2銭のあんぱんの価値や朝田パンのモデルについて調べました。
当時、あんぱんは2銭5厘で売られていたそうです。
つまり、屋村の提示した10銭は破格の値段。
釜次や周囲が驚くのも納得です。
倍以上の値段がするあんぱんを購入した千代子も凄いですね。
朝田パンは、実在モデルがないと考えられます。
物語をより面白くするため考えられたオリジナル設定と予想。
屋村を描くためにも、朝田パンの存在は必要なのかもしれませんね。
今後、朝田パンはどうなっていくのでしょうか。
現時点で、その後も細々と店を続けていることは判明しています。
朝田パンのその後については、個人的にすごく気になっています。
個人的には、誰かに朝田パンを継いで欲しいです。
しっかり者の蘭子が適任でしょうか。
愛嬌満点のメイコが継いでもいいかもしれませんね。
風来坊の屋村が時々店を開くなんてことも面白いかもしれません。
朝田パンの行方についても、今後追っていきます。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
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